その先きに私を連れていけば
君がすぐに応えてくれる。
叩けばいつでも君がいる。
君は音で、旋律で、
君が君である事を聞かせてくれる。
その演奏がまさに打楽だ。
打楽。
私は君を心臓で聴く。
貞洞劇場<裵裨將傳>打楽の話
貞洞劇場<裵裨將傳>器楽チーム打楽演奏者チョン・サンファさん、パク・ダヨルさんが伝えます。
打楽を演奏して、13年(チョン・サンファ演奏者、パク・ダヨル演奏者)程度になりました。 偶然接することになった打楽は幼い時期には芸術高校進学、大学進学というある目的の中で当然に習ってきました。
ですが、今は打楽の魅力を正しく知って感じて演奏しています。 長い間打楽を演奏して、習ってきましたが、まともに国楽の濃厚な深さと面白味、興味を知って演奏をしたのは最近のことです。 幼い時には、叩く時に反応する音は一つだと思いました。 ですが、今はどのように叩くか、誰が演奏するかによって、音が違うということを分かるようになりました。私が叩いたとおり反応する音. 演奏する時感じられるエネルギーと力、その男性らしさ。 その上、打楽は叩き始めればみな楽器に昇華されます。 打楽の魅力... その中でも一番大きい魅力はすぐに反応する音だと私は思います。
<裵裨將傳>の見えない音の指揮者、打楽
貞洞劇場<裵裨將傳>公演で打楽構成は大太鼓、中国太鼓、銅鑼、チャング、カホン(ハンド パーカッション),シンバルがあって、効果音楽器構成はウィンドゥベル、ウッドブロックがあります。 ここでシンバルは音色が違う種類のシンバル4個を使っていて、太鼓は中国太鼓3個をセットで使っています。 中国太鼓の場合は<裵裨將傳>公演のために革を交替しました。 本来中国太鼓は羊の革を使うのですが、羊の革は少し音が高いです。韓国の音色に合うようにもう少し響く音、重たい音を作るために牛革に変えたのです。
<裵裨將傳>で打楽は基本的に器楽チームの演奏、舞踊家の踊りと演技をみな合わせることができる色を探さなければならなくて、その色に合わせて演奏をします。 私たちの公演では器楽チーム内に指揮者が別にいません。 そのために打楽パートが自然にその役割をします。 開始の合図、終わりの合図、予想できない状況が発生した時サインをあたえる役割を打楽演奏者がします。 曲の開始を導いて、曲を終わらせる全体進行を打楽が指揮するように総括しているといえますね。劇音楽を進めているので、場面を合わせるためにはその「合図」が重要なのです。 演奏者やと舞踊家たちにサインをあたえる部分なので、おそらく<裵裨將傳>器楽チーム打楽演奏者の動きが他団体の打楽者より動きが大きいと考えられます。
打楽、公演の呼吸と中心を捉える
貞洞劇場<裵裨將傳>公演中に打楽演奏者は色々な楽器を演奏して、そこに合うようにバチを変えていって演奏をしなければならず、各チームにサインも与えなければならないですが、瞬間拍子をのがしたりすればバチを落としたり、バチが空中に飛んでいく場合も多く、バチが折れる場合もあります。 それで常にスペアのバチをそばに準備しておかなければなりません。 公演中バチが飛んで行って、スティックが折れる状況に常に備えなければなりません。
貞洞劇場<裵裨將傳>のシーンを作る音、打楽!
貞洞劇場<裵裨將傳>音楽における打楽は、ある時は背景にあり、あるときは中心にあり、また、別の見方では、最も先頭にあると言えます。 シーンの開始を打楽で知らせるので、最も先頭にあると言えるし、ダンスと音楽の和を合わせるため、中心にあると言うこともできます。さらに、旋律を担当する楽器 、例えば裵裨将(べビジャン)を説明するデグム、愛娘(エラン)を説明する伽椰琴が旋律として人物を表現するときの打楽の音は、旋律を引き立たせる効果を与える役割として、背景音楽であるとも言えます。 そう、この作品の音楽すべてに打楽があるのです。
打楽奏者チョン・サンファさん、バク・ダヨルさんが聞かせてくれる打楽の話でした。 貞洞劇場<裵裨將傳>で打楽器のエネルギーを感じ、チョン・サンファ打楽奏者さん、バク・ダヨルさんの今後の活動も期待してください!
貞洞劇場「美笑(MISO)」
公演日時:Open Run 16:00/20:00 月曜日公演なし
電話:02-751-1500
HP:www.jeongdong.or.kr
facebook(日本語):ja-jp.facebook.com/misojapan