うがった目のブログ

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NECスマホ撤退

遅かれ早かれ決断せざる負えない状況でしたから、当然の発表でしょう。

7月29日にレノボへの売却交渉決裂で、31日発表ですからレノボが頼みの綱だったということですよね。交渉決裂時の経営陣の落胆は大きかったでしょうね。

しかしパナソニックも撤退の方向のようで日本勢総崩れというのは残念な話です。

気になるのは、NECドコモ向けにガラケーは販売するそうな、しかも理由が大口顧客のドコモに気を使ってのこと。しかも、ドコモに「ツートップ戦略」と銘打って、ソニーとサムスンの機種だけを手厚く割引する戦略をとられたにも関わらず、ドコモへの気の使いよう。

NEC側窓口とドコモ窓口のやり取りが想像できてしまうのが悲しい。NEC側は当然役員クラス、ドコモ側は部長とか本部長クラスの可能性があって、役員が行っても、ガラケーもやめますと言えない。。。。ここで断ると、他のドコモ案件がどうなるかわからないから断れない。

NECはドコ見てビジネスしているのやら。


もう一社今後の戦略が気になるのが、富○○です。

携帯事業が4~6月期だけで100億円超の営業赤字に陥り、販売台数は前年比30%減となったにも関わらず、「スマホは市場が大きいので、逃げることはない。我々が勝てる可能性も高い」(同社加藤CFO)と。


富○○の世界販売台数は国内販売台数と変わらないおそらく600万台強と思われる。アップル・サムスンは億台のオーダで販売している。二けたの台数差があると、コストで勝ち目はなく、今をしのいだとしても、今後継続して戦うための開発投資費用は雲泥の差があるはずである。いつまでこの事業を継続し、どういう状態で勝ちと判断して勝ち目があるといっているのだろうか?

勝ちにこだわって、抜き差しならない状態だけは避けてほしいものです。

NECは携帯部門の人員が900人から150人に減らすそうで、余剰人員をどうするのかの問題を抱えたことになります。レノボに売却できれば人員をそのまま持って行けたでしょうが、戦略を間違えると大変なことになります。

ただ、「A○○OWS 」今までの機種が酷評を受けてましたが、2013年夏モデルは兎に角安定していて評判が良い、これで世界に打って出れるための道具はできたので後はよい戦略を立てて戦っていただくことを期待したい。