深淵のガランス (文春文庫)
著者：北森鴻
販売元：文藝春秋
発売日：2009-03-10
おすすめ度：

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非常にショックだ
好きな作家の解説を嫌いな人間が書いている
正直言って、この人が何者なのかよく分からない
オカマなのか、ファッションチェックをするおっさんなのか
結局、芯がないのだろう

北森鴻さんの作品は面白い
扱っているテーマが私の興味のある分野だということもある
特に、古物や絵画を扱ったものは面白い
冬の狐しかり、そしてこの花師しかり
でも、一番好きなキャラは蓮丈那智かもしれない
初めて北森鴻さんを知るきっかけになるということもあるが、考古学と古物を併せ持った作品だからだ
カナリヤシリーズが終わってしまったのは残念だが、お酒の蘊蓄や料理についての描写も素敵だ
そこも魅かれる部分かもしれない

村山槐多の好きだったガランス（茜色）
「深遠」のガランス
単に「茜」とせずに「ガランス」とした所に、タイトルの深遠さがある
夭逝した画家の好きだった色
その色の深さは私にはまだ分からない

今日の結論
「ドラマの蓮丈那智シリーズが見たい」

深遠なる色