熱球/重松 清
安定の重松氏である
2002年出版の作品でした(意外に最近でした)
テーマは・・・高校野球で甲子園を目指したこともあるような無いような・・・おやじたちの物語
青春とか、人生とか、そんなコトバを発することの出来るようになった34歳の私も
この主人公と似たような分岐点を経験していたりいなかったり・・
無理なく入り込める世代というものに、わたしも年老成長したんだなーなんて思いました

パートを辞めて、次の職をマッタリと探しながら(年内に探すつもりがあんまりない、でも夏になる前には)

解放感を味わっていたりします

私のいる環境は、とても暖かいところなんだなー・・と改めて気が付いたりしました

それでも、家や、ふるさととからは、一歩か二歩出て行かなければならない

戻ってくる前提であっても、出て行かなきゃ・・・出て行っていいんだ・・

家ってそういうものなんじゃないか?それでいいんじゃないか・・・

そんな風に優しく語りかけてくれる1冊です

私事ですが、

家を出て、なにか別なところで息をしたくなる衝動があって、

これを他の人に説明するのはすごく難しいけど

恐らくこれが出来なければ、この生活は続けていけない

そんなに深刻?・・ってほどでもない・・かもしれないけど

理想的な「バランス」を追い求めると

自分らしく、納得して、満足して生きるというところで・・・

超絶最低極まりないパート先をたった1年9ヶ月で退職し

マッタリと家に閉じこもって、暖かみに触れながら

家を出ることを考え・・・夫にもそれを応援してもらいつつ・・・

身勝手三昧この上ない生活

いちお、それなりに悩みだってあるんだ・・

これくらいならいい?これくらいの生き方してもいい?っていちお、顔色みて生きてたりしてるw

田舎って、優しいようで、残酷なところだったりする

逃げたっていい

家には、戻ってくる前提で出て行く

戻ってくる場所は、何個あってもいい

身勝手かな?、、、、誰だってそうじゃない?

って、優しく教えてくれる1冊でした

こんな風に解釈していいのかどうか・・・は、読み手次第ということで