砂漠/伊坂 幸太郎


伊坂作品の中でもかなりよかった。


この人の作品の中では一番笑ったかなあ


この人の作品は、1タイトルごと、読みきりなんですが(当たり前か)


どこかの本で出てきた人がちらっと登場したりするんです。


本て1度読んで気に入れば、その登場人物は、作者じゃなくても、読者でも


記憶の中で生き続けていると思うんですよね。


読み終わっても、その後どうなったのかなーとか。


気に入った本であればあるほど、思いますよね!?


それが~伊坂さんの作品では出てくるんだな~フフフ


もちろん、そういえばアノ作品でアノ人いたでしょ?あの人!


アノ人あのあと結婚してうまくやってるんだよ~・・・なんて


しらけた出し方はもちろんない!


びっくりするくらいサラっと出てくるんですよねえ・・


1行とか・・誰かの記憶の中でとか


だから当然1タイトルだけを始めて読む人では気が付かなかったりするのでしょうけれど、


気がつくと・・あ、○Xくん(砂漠登場キャラ)て△Xさん(チルドレン登場)にお世話になった系?とか。


1行2行しか出てこない名無しさんだったりもして、別タイトル読んでないと気が付きません。


気がつかないくらいにしか出てこないのに、分かる、分からなくても、気にならない(笑)


そういう遊び心が・・・惚れる要員の1つですねハイ、好きです、才能が。


一度飲みにいきたいな~(笑)


「砂漠」は、私のバイブル(死語になってたりする?)になりそうな作品でした。


青くて、痛くて、でも、、、こんな風に感じたことを忘れずに生きていたいな~とか


そんな感じ。ウンウン


もう一度全部読み直してみたくなりました。




ところでなんで「故意による無気力相撲」とかいう言い方するんでしょうね。


ただの八百長なのに。


認めたがらない、その姿勢が相撲界の姿勢にしか見えない、私には。