本日は、2008年2月公開予定の映画「チーム・バチスタの栄光」の撮影にエキストラとして参加してきました。
今回の役どころは、「ライトマン」ということなんですが、これだけ聞いてもパッとイメージが浮かんできませんよね。
ようは、テレビ局の取材陣のなかでリポーターに照明をあてている人ですね。
なので、今回はリポーターとカメラマン、音声さんとチームを組んでのテレビ局の取材陣というわけです。
いかにもっていうナイロン地の上着と腕章、ヒップバックを身に付け、ライトマンが実際に使っている照明機材を渡されました。
作品の内容を詳しく知らないので何ともいえないのですが、聞いた限りだと大学病院でアフリカの少年の大掛かりな手術が行われることになり、その担当である野崎教授とチーム・バチスタ(?!)の取材に群がるシーンのようです。
はじめにエキストラのみで、病院に取材陣が押し寄せているシーンの撮影が行われました。
ロビーで待ち構えている様子や、車から降りて病院のなかへ駆け込むシーンなど劇中では、ほんの一瞬だけしか使われないであろうシーンが様々なかなちで撮影されます。
予想以上に僕らのテレビ局だけが動いている場面があったりと、もしかしたら豆粒ぐらいでも、映ってるんじゃないかとちょっぴり期待できそう。
そんな出来上がりが楽しみな撮影も終わり待機していると・・・。
真後ろから「お疲れ様です。」と声がして、続々と人が入ってくるではないですか!
ふと振り向くと、そこには竹内結子と平泉成、ココリコの田中の姿がありました。
「クローズド・ノート」を観たばかりなので竹内結子に釘付け。。
当たり前ですが、「綺麗」です。
そして、ココリコの田中はデカイけど猫背(笑)
そのまま真横を通り過ぎていったのですが、その存在だけでテンションがあがってしまいますね。
主要キャストが登場するやいなや、平泉さん演じる野崎教授を囲み取材するシーンが撮られ始めました。
何度かテストを行い、本番という作業が繰り返されます。
最初は元気もあるし、周りのテンションが高いのでいいのですが、撮影が長くなるにつれて待ち時間も多くなり、エキストラの人々に疲れが出てきます。
それは、自分も例外ではなく・・・。
映画制作の現場を見学できるワクワク感もあって、気持ちは切れることがないのですが、いかんせん照明機材が重いのなんのって・・・。
張り切っているうちは何ともなかったんですが、徐々に肩を上げるのも辛くなってきます。。
でも、滅多に経験できるものでもないし、照らしている相手が平泉成となれば、「本番!」という声が聞こえるなり自然と力が湧いてきます。
それに平泉さんの演技をこんな間近で見ることができるなんて、そうそうないですしね。
演技だけにとどまらず、待ちの時間にメモ紙を見てセリフの確認をしたり、時におちゃめな素振りをみせたりと普段見ることのできない姿をみることができるのも撮影に参加してこそ味わえる楽しさです。
その後もテストと本番、待ちが繰り返され、撮影開始から気がつけば5時間が経過し、参加したシーンの撮影が無事に終わりました。
今回の撮影は平泉さんを取材するシーンのため、竹内結子の演技を間近でみることができずに残念。
そんな気持ちで残りの撮影が終わるのを待っていたのですが、最後の最後で野際陽子と竹内結子が2人並んで演技するシーンを見ることができました。
平泉成の取材を遠くから眺めているという短いカットとはいえ、豪華女優陣の演技を見られるとは幸運としかいいようがありません。
OKが出るまで何TAKEか掛かったのですが、監督から演出の指導を受けるごとに演技を見事に修正するあたりは流石ですね。
今回の撮影のシーンがどんな感じに映されているのかわかりませんが、またしても映画制作の現場を生で体験できたことは大変な思い出となりました。
俳優陣もそうなんですが、何度みても監督をはじめとする制作スタッフがカッコいいのなんのって憧れてしまいますね~。
でも、仕事としては過酷なんだろな・・・。
だって、ほんの少しの時間だけでも尋常じゃないくらい肩が重くて辛かったのにそれを毎日続けているんですからね。
映画1本作るのにどれだけの人の苦労と協力があるかを改めて知ることができました。
そんな多くの人の力で作られている「チーム・バチスタの栄光」。
是非、公開の際は劇場へ!
そういう意味でも、エリカ様のあの発言はいただけないな(笑)