『ザ・ロード』(原題:The Road) | 映画鑑賞•MOVIEレビュー

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映画を淡々とレポートして行こうと思います。

制作国アメリカ
制作年2009

【スタッフ】
監督 ジョン・ヒルコート
脚本 ジョー・ペンホール
原作 コーマック・マッカーシー
【キャスト】
ヴィゴ・モーテンセン (Father)
コディ・スミット=マクフィー (Son)
ロバート・デュヴァル (Old Man)
ガイ・ピアース (The Final Man)
シャーリーズ・セロン (Mother)
モリー・パーカー (The Final Woman)
ギャレット・ディラハント (Urinating Gang Member)
マイケル・ケネス・ウィリアムス (Thief)



[ストーリー]
文明が崩壊して10年あまり。空を厚い雲が覆い、寒冷化が進んだ世界には生物の姿はなく、食料もわずかしかない。生き残った人々のなかには、人を狩り人肉を食らう集団もいた。そんな大地を、ひたすら南を目指して歩く親子がいた。道徳や理性を失った世界で、父親は息子に正しく生きることを教える。自分たちが人類最後の「希望の火」になるかもしれないと。人間狩りの集団におびえながらも、二人は海にたどり着く…。
原作は『すべての美しい馬』『ノーカントリー』が映画化もされ、高い評価を受けているコーマック・マッカーシーのベストセラー。


※感想はあくまで個人的な見解ですので、あくまで参考程度に読んでください(一部ネタばれ含みます)※

[感想]
文明が崩壊して、食料を奪い合う絶望に包まれた世界、多くの人々が自殺をしていく中で親子二人だけで生き抜こうとする強い意志を持った父親をヴィゴモーテンセンが熱演してます。やはりこの人の演技は味があります。伸びきったヒゲとボロボロの服に身を包んだ姿はものすごい貫禄です。そしてその息子を演じるのが『モールス』では主人公の男の子役を演じたコディ・スミット=マクフィー。絶望に満ちた時代に、哀れにも生まれてしまった少年役を熱演してます。この親子のやり取りが映画の6、7割を占めており、派手なアクションもないのに飽きずに見れるのはこの二人の演技力の高さだと思います。廃墟と化した家のシェルターの中に貯蓄してあった沢山の食料を見つけるシーンでは感情移入して自分もちょっと嬉しい気持ちになりました。決して派手な映画では無いが、絶望に満ちた世界で自殺という方法ではなく、何とか希望を見つけようと奮闘する親子の姿は見応えがあります。

おすすめ度
★★★★★★★☆☆☆
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