「筋力トレーニングをやりすぎると筋肉が硬くなる」
そんな言葉を聞いたことがありますよね。
その理由として、
・筋肉をコントロールしている脳の働きに支障がでるから
・筋肉が疲労したままトレーニングを続けると、傷ついた部分を修復するために、筋肉がコラーゲンを筋線維の代わりにしようとすることで筋肉内に結合組織が増え、 硬く伸びにくい筋肉になる
など、見解はいろいろありますが、
これを「迷信」ととらえて、様々な研究も進んでいます。
筋肉を柔らかくするのはストレッチ
一方で、筋肉の硬さを減少させる(柔らかくする)ためには、ストレッチングが推奨されています。
ストレッチングにも「静的」と「動的」があります。
・ある関節を通常の可動域以上の位置に固定させ、一定時間保持し続けるものを「静的ストレッチング」
・リズミカルに、時には反動動作を使ってある関節を通常の可動域以上まで動かして、目的とする筋を引き伸ばすものを「動的ストレッチング」
と言います。
ただし、静的ストレッチングは、筋力を急性的に減少させ、筋力トレーニングの効果を減少させることが指摘されているため、動的ストレッチングの方が推奨されています。
同志社大学の研究報告「筋トレッチング」
そんな中、先日、同志社大学の研究チームが「筋力トレーニングでも筋肉は柔らかくなる」との研究報告を発表しました。
リリースによると、
筋力トレーニングでもストレッチングのように急性的に柔らかくできる「筋トレッチング」(筋トレとストレッチングをかけた言葉)を、週あたり比較的高い頻度で長期間実施することで、筋力トレーニングにおいて筋サイズや筋量を増加させながらも、特定の筋肉における硬さを減少させることができることが示された
としています。
リリースを読んだだけでは、具体的にどんな動きをどの程度行ったのかは分かりません。
研究チームは「筋力トレーニングでもストレッチングのように筋肉を大きくかつ長時間伸ばすことで、大腿部後面のハムストリングスにおける特定の筋肉(半膜様筋)が、急性的に柔らかくなることを明らかにした」として、筋肉を大きくかつ1回あたり長時間伸ばす筋力トレーニングが、ハムストリングス各筋の硬さに及ぼす長期的影響を検討することにしたとしています。
今後、「筋力トレーニングをやりすぎると筋肉が硬くなる」
という認識は古いものとなり、
「筋トレで筋力も上がり、筋肉も柔らかくなる」という新たな常識が生まれるかもしれません。
最新情報をチェックしていきましょう。

同志社大研究開発推進機構の川間羅聖特別任用助教、同志社大スポーツ健康科学部の若原卓他准教授らの研究チームによるもの。詳細は、米スポーツ医学会が刊行するスポーツ医学と運動科学を扱う機関学術誌「Medicine & Science in Sports & Exercise」に掲載されています。
詳細はコチラ
https://www.doshisha.ac.jp/news/detail/001-IFOU6s.html

