先日、子供達を連れて科学館へ行きました。

存分に遊んだ帰り道・・・
電車に乗って帰ろうとホームへ行くと・・・
なにやら混んでる!!!
やたらとホームに人が溢れているキョロキョロ

ふと、電光掲示板に目をやると・・・
どうやら、事故の影響で大幅に遅れているとの事アセアセ


それでも電車は到着したので乗り込む事に。
待ちくたびれた人たちが、ド~~~~~~っと、「我先に」との勢いで乗り込んでいく・・・

チビッ子3人を連れてこの波に揉まれては大変アセアセ
と思い、「まだ出ないから最後に乗ればいいよ」と子供達に言い、人波がおさまった頃に
奥の扉の傍に乗りました。

寝てしまったチビ助を抱っこして、たたんだベビーカーを抱え、長女の手を握り、
扉の傍に立ちました。
疲れてしまって限界の次女は、私の足元に小さくなって寝てしまいました。


電車はなかなか発車せず、乗客ばかりが増えていき・・・
そのうちカートを押したお婆さんが乗ってきました。
片足が悪そうでした。
私の荷物を手伝ってくれている長女に向かい、
「お母さんのお手伝いして、エライねぇ」と優しく話しかけてくれました。

結局1時間の間、電車は発車しませんでした。

ようやく動き出した時、電車の揺れで、お婆さんがヨタヨタっとよろけていました。
近くに立っていた人が、お婆さんに手すりを譲ってあげました。


「ねぇ、イスに座ってる大人の人って、なんでみんな下向いてるの?
ケータイ触ってる人と、目をつむってる人ばっかりだね」
と長女が私に言いました。


イヤホンとスマホで他人をシャットアウト。
『私、気付いてないから』アピールですね。
お婆さんがよろけようと、『私、見えてないから』のアピール。
便利な道具ですね。



電車を降りる頃、
「次に降りるからね」と長女に告げると、横に立っていた大学生くらいの体育会系の女の子が、
「あの、よかったら荷物上まで運びますよ、私も降りるので」と小さな声で言ってくれました。
寝ているチビ助と次女とベビーカー、どうやって改札までの階段を上がろうかと考えていた所だったので・・・
すごく嬉しかったです。
きっと、勇気を出して声を掛けてくれたんだと思います。

改札で荷物を受け取って、
「ありがとう助かりました、ありがとう」と伝えると、はにかんだ笑顔で、「いえ」と言って去っていきました。



以前、ある場所でチビ助を抱っこして待っていると、傍のベンチで座っていた外国人の方が
英語で席を譲ってくれたことがありました。
「赤ちゃんだっこして大変でしょ、あなた座りなさい」と、(たぶん(笑))言ってくれました。

多くの日本人は下を向いて座っているのに。

「子供を抱っこしてるんだから、席を譲れ」って思ってるんじゃないですよ(笑)



「お・も・て・な・し」の東京オリンピック、大丈夫かな~とちょっと心配になりました。