(体験を元に書いています。『死』などの言葉が出ます。嫌な方はスルーしてください)
 
 
 
 
 
母の『死因』は何か・・・
死亡診断書の書面上では、『乳癌』と記載されました。
 
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                   (死亡診断書の一部です)
 
死亡の原因  (ア)直接死因  乳癌
と記載があります。
 
 
母の命が1ヶ月もつかどうか・・・と、緩和ケアの先生に告知された時、
「このままいくと、恐らく肝不全が原因で亡くなる事になるでしょう」と言われました。
 
乳癌が発端となったのは間違いありません。
ただ、乳癌の腫瘍そのものが大きくなって生命をおびやかしたのではありません。
 
 
放射線治療を開始する際、副作用の説明を受けます。
その中で、〝肺炎を起こす恐れがあること、それによって命を失う可能性があること”に、
同意しなくてはいけませんでした。
放射線により周辺臓器が多少なりとも炎症を起こすことは逃れられない副作用でした。
もし肺炎を発症し悪化していたら・・・
それが死に繋がってしまっていたら・・・
それでも病院の出す死亡診断書の死因は『乳癌』となるのでしょうか。。。
 
 
 
2014年
6月に検査をした際には、肝臓に転移は見られるもののまだ命に関わるほどではありませんでした。
7月10日から骨転移の痛み軽減の為に放射線治療を始め、25日のPET検査でもそれ程悪化はしていませんでした。
その後リンパに対する放射線治療を始め・・・9月初旬に出血多量で救急搬送。
その時の検査では肝臓の殆どが癌に侵されている状態でした。
たった1ヶ月で肝臓が驚く程悪化したのです。
2年半以上、沈黙していた肝臓が一気に悲鳴をあげました。
緩和ケアの先生から「1ヶ月もつかどうか」との告知を受け、9月28日逝去。
 
 
 
何が母の本当の『死因』でしょうか・・・・・・
『死因』とは何でしょうか・・・・・・