母はモルヒネ等の医療用麻薬にはかなりの抵抗があり、
ギリギリまで使用しませんでした。
しかし、骨転移・肝転移・放射線治療による耐えがたい痛みに
ロキソニンを常用しました。(もちろん胃薬と併用し)
ロキソニンを飲んでいたからと言って、さほど効くわけでもなく、
相変わらずの痛みが続く中・・・
ある日、今までになかった痛みが襲いました。
ロキソニン常用による胃の痛みです。
あまりの痛みに食事が摂れなくなりました。
その後から、ロキソニンをやめて『オプソ』という麻薬にすこしずつ頼るようになりました。
医師曰く、
医療用麻薬は俗に言う『ドラッグ』とは別と考えていいとの事です。
個人的にも調べてみましたが、癌などによる痛み緩和に使われる医療麻薬は
ロキソニン等と比べると、副作用にも対応しやすく、医師も扱いやすいのだそうです。
また、常用することによって耐性ができてしまうとか、使用量の限界がくる、という事はない様です。
もちろん危険は伴います。
急激に使用量を増やしたり、医師から伝えられた1日の使用量を誤って越えてしまうと
危険な状態を招く可能性もあります。
亡くなる前の母の様に、薬の管理が難しくなった時には、
本人ではなく他の人が管理しなくてはいけないのは勿論の事です。
麻薬、と言うと怖い気もしますが・・・
ロキソニンも同じように怖さがありますね。。。
『薬』ですから・・・