本日、無事に葬儀を終えることが出来ました。
たくさんの方に支えられて、教えていただき、お力をお貸しいただきました。
また、葬儀社の担当の方・寺院のお坊様にも、とてもとてもよくしていただきました。
 
昨日の通夜では、まだ悲しみばかりで、離れるのがつらくて、悔しい気持ちでいっぱいでしたが、
今はとても晴れやかな気持ちになれました。
 
そして、とても不思議な経験をしました。
通夜までの自宅安置では、母は布団の上で口元を少し上げて、気持ちよさそうに寝ているような
本当に死んでいるとは思えないほど綺麗な、くつろいだ顔をしていました。
 
それが、通夜の際には口を少し開け、何か言いたいのか、それとも不安なのか、そんな表情でした。
通夜後、控室に母を連れていき、一晩身内で一緒に過ごしました。
夕食の時に、「やっと飲めるね!」と、グラスに注いだビールを近くに置くと、知らずに口がまた開きました。
本当に飲んでいるかのように!
 
そして今朝も朝食の時には、「私にも~!!」と言わんばかりにまた口を開け、一緒に朝食を取りました。
 
その後、葬儀をし、仏の道へと歩み始め、最後に皆で母の棺にたくさんの生花を備えてあげる時、
ビックリするほど母の表情が変わっていたんです!
くぼんでいたはずの瞼が戻り、口は軽く閉じ、ふっくらとした顔で、本当に安心したような表情を見せてくれました。
 
私の主人や弟も同じ様に驚いていて、「安らかになって良かったね」と言い合いました。
 
そんな母の表情を見て、私の気持ちもすごく軽くなりました。
 
帰りの車で、私の長女は、
「ばーば、もう痛くなくなったんだね!よかったね!悲しくないね!」と言いました。
 
次女は、寝付かせる時に、私の泣きはらした目を見て、
「ばーば、死んじゃってかわいそうだったね。でもママだってかわいそう。大丈夫だよ、大丈夫だよ。」と
小さな手で私の頭をなでてくれました。
 
自分の子供達が、こんな優しい気持ちの子に育っていてくれて、嬉しい気持ちになり
そして悲しみに負けず、これからもまた毎日を過ごしていく力になりました。
 
明るく陽気な母らしい、きれいな青空の広がったよく晴れた2日間でした。
 
帰りの車から見た空には、母の『朋美』という名にぴったりの、美しい半月が姿を見せてくれていました。
 
 
最後に、子供達の面倒や支度などをすべて引き受け、ずっとずっと私を支え続けてくれた夫に
とてもとても感謝です。
 
また、母の事、私の事をおもってくれるすべての皆様に感謝です。
 
そして、お母さん、おつかれさま  ありがとう
 
 
(まだしばらくは慌ただしい毎日が続きますが、母の最期の時の事や、これからの様子も
ゆっくりのんびり更新していきます。お時間があったらまた覘いてみてください)