「陽子線治療で治った人がいるから・・・!」と人に陽子線治療を勧められたらしく、「陽子線治療って何?」と
お母さんが電話してきたから、早速調べてみることに。
 
陽子線治療は、簡単に言えば放射線治療の性能いいバージョンて感じ。
放射線は皮膚に当ててから癌に到達するまでに効果も弱まり、癌以外の皮膚や正常な細胞へのダメージも強く
副作用も強いのに対して、陽子線(粒子線)治療は、皮膚などを素早く(?)通過して、癌そのものに攻撃できる
ため、副作用も少なく効果も高い、とのこと。
 
それなら放射線よりよっぽどいいじゃん!と思うのだけれど・・・
 
まず、費用が莫大
 
当然健康保険対象外。
基本料金が240万円ほど。
それプラス照射料金が5回ごとに10万円・・・
 
すごいねぇ。。。金銭感覚おかしくなっちゃうシラー
もちろん、これが100%効果アリ!っていうなら、命を救うのには安いかもしれないけど、
とうぜん100%ではありえないんだよね・・・。
さらに、もしこれによって今ある癌が消えたとしても、再発を防げるわけではない。
あくまでも、『手術して切除する』ことの代わりに『切らずに癌を消せる(かもしれない)』手段。
 
あとは、この治療を受けられる患者はかなり限られるってこと。
条件がいろいろとあって、対象となる癌・対象にならない癌が決まっている。
お母さんの乳癌は・・・というと、これは『治療法が確立されている』から対象外なんだって。
肺に関しては『転移したものは対象外』だって。
 
“乳癌の確立された治療法”ってナニ??
    『手術で切除して抗がん剤による術後治療をすること』 だって~。
 
じゃぁ、なんでそれで完治できないんだろうねぇ・・・
『確立された』なんて言い切るんなら、再発も転移もないようにして欲しいと思っちゃう。
でも実際には『確立された』治療を受けたって治ってない人いっぱいいるんだから、だったら
それはベストじゃないじゃん・・・確立されたなんて言えないじゃんっ・・・て思うのは私だけ??
 
 
何にしても、お母さんの癌に陽子線治療はだめって事だねダウンダウン
 
 
お兄ちゃんにしてもそうだけど、相変わらず『医学が絶対』って思っている回りの人は多くて、
その人にとっては『医学で治せないものはどうにもできない』的な考えだから、お母さんにも
その『絶対』を勧めてくる。
 
私やお母さんみたいなのはやっぱり少数派で味方も少ない。
「そんなんじゃ助かるわけない」って思われてるんだろうな~。。。
 
みんなは何を根拠に『医学は絶対』だと思うんだろう。
先生が偉いから?
みんなその道を選ぶから?
 
私は後悔したくない。お母さんにも後悔して欲しくない。
だから、何にも調べず思い込みで『化学的治療』を勧めたくなかった。
だから今毎日自分達にとってのベストを探してる。。。
 
 
ふと思うけど・・・
東電の原発事故が起こって、離れた地域でも「放射能が怖いからその地域の野菜は買わない」って人
いっぱいいたけど、じゃぁ、なんで放射線治療は平気って思うんだろ?
 
国も、野菜やらお米やらお茶やら・・・何から何まで基準値設けて、それにちょっとでも引っかかれば
出荷停止・販売中止。
その排除されたモノたちが、どれだけの害を及ぼすの?
それは化学療法より怖いものなの?
 
 
なんか、いろいろ感覚おかしいって思うのは私だけかな~。。。