http://mainichi.jp/articles/20160218/k00/00m/040/008000c
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日午後5時45分、X線天文衛星「アストロH」を搭載したH2Aロケット30号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げたようです。
約14分後、予定の軌道に衛星を投入し打ち上げは成功したようです。
アストロHは最先端のX線望遠鏡を備えており、巨大ブラックホールの生い立ちなど宇宙の謎の解明が期待されているそうです。
H2Aの打ち上げ成功は24回連続。失敗は2003年の1回のみで、成功率は96.7%になりました。X線天文衛星の打ち上げは05年7月の「すざく」(昨年運用終了)以来。JAXAは今回の衛星を、ブラックホールの形や宇宙の中を見るという役割にちなみ「ひとみ」(瞳)と命名した。米航空宇宙局(NASA)などとの共同開発で、打ち上げ費を含む日本の負担は310億円。約3カ月作動を確認した後、観測を開始する予定です。
X線天文学というのは日本のお家芸ともいわれるもので今回の「アストロH」は前回の「すざく」の100倍の感度を持っているそうです。これによりブラックホールの謎が解明されると良いですね。