京大名誉教授 佐藤文隆先生の公演! | [みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

[みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

みさと天文台は和歌山にある紀美野町立の天文台です。友の会は星とみさと天文台を愛する人の集まりで、ボランティアで出張観望会を開催したり、天文台でのイベントを魅力あるものにする為に活動しています。 友の会に入会すると、みさと天文台の機関誌が毎月送られてきます。

12月14日きみのスターパーティー in たまゆらの里(ふたご座流星群の観望会)では特別講師として佐藤文隆(京都大学名誉教授・みさと天文台名誉台長)に日本人がノーベル物理学賞を受賞したことで話題になった「ニュートリノ」などについてわかりやすく解説して頂きます。

飯塚悟氏 撮影
佐藤先生はみさと天文台の名誉台長で、毎月みさと天文台の機関誌メガパーセク(MPC)の3ページ目に記事を書いて頂いているのでお名前だけはご存知の方も多いと思います。

松本も先生の記事は毎月読んでいるのですが、今まで一度もお会いししたことが無いので今回のイベントがとても楽しみです。


佐藤先生について Wikipedia にも掲載があったので転記します。


佐藤 文隆(さとう ふみたか、1938年3月23日 - )は、日本の宇宙物理学者・理論物理学者。京都大学名誉教授。専門は宇宙論・相対性理論。


人物
学部生時代 - 大学院生時代は天体核物理学研究室の林忠四郎の下で宇宙物理学を学んだ。理学博士。
博士論文は、「一般相対性理論における、宇宙項の寄与に関する研究」。
京都大学基礎物理学研究所所長時代、湯川秀樹を記念する、湯川記念財団の依頼により、湯川選集をまとめる。
一番の課題は、「最高エネルギー宇宙線によって生じる物理現象」を捉えることであり、JEM-EUSOの研究者にも名を連ねている。
西宮湯川記念賞の設立にも参加する。
中学生・高校生を対象とした理科教育にも熱心に取り組み、きっづ光科学館ふぉとん(京都府木津川市)の元名誉館長。

みさと天文台名誉台長。(和歌山県海草郡紀美野町)


略歴
山形県西置賜郡白鷹町出身。
1956年 - 山形県立長井高等学校卒業
1960年 - 京都大学理学部物理学科卒業。
1965年 - 同大学院博士課程満期退学。
1965年 - 京都大学助手
1966年 - 理学博士 授与
1970年 - 京都大学助教授
1972年 - 京都大学教授
1975年 - 京都大学基礎物理学研究所所長(~1980年)
2001年 - 京都大学を定年退官
2001年 - 甲南大学教授
2013年 - 甲南大学教授を退職


業績
1972年 - 「宇宙線の最高エネルギーと相対性理論の破れ」
1973年 - 冨松彰とともに、アインシュタイン方程式におけるトミマツ・サトウ解を発見した(この業績により冨松とともに仁科記念賞を受賞)。この解は裸の特異点の存在を示唆していて、今日では数学的産物だとされている。
一貫して、相対性理論・宇宙物理学の研究を行う。

著作

宇宙論関係の教科書・啓蒙書や随筆を多数書いている。


単著
『星の進化』(共立出版、1978年)
『宇宙の創成』(紀伊國屋書店、1979年)
『アインシュタインのたまご』(朝日新聞社、1979年)
『宇宙こうして捕らえた』(創元社、1981年)
『現代の宇宙論』(小学館、1981年)
『タイムワープ』(講談社、ブルーバックス、1981年)
『僕がアインシュタインになる日』(朝日出版社、1981年)
『相対論と宇宙論』(サイエンス社、1981年)
『アインシュタインが考えたこと』(岩波書店、岩波ジュニア新書、1981年)
『ビッグバンの発見』(日本放送出版協会、NHKブックス、1983年)
『ビッグバン』(講談社、ブルーバックス、1984年)
『宇宙のしくみ』(ポプラ社、1984年)のち朝日文庫
『湯川秀樹が考えたこと』(岩波書店、岩波ジュニア新書、1985年)
『星と宇宙の科学』(新潮社、新潮文庫、1985年)
『宇宙論と統一理論の展開』(岩波書店、1987年)
『宇宙論への招待』(岩波書店、岩波新書、1988年)
『宇宙と星の基礎知識・ブラックホールとはなんですか』(講談社、1989年)
『宇宙のはじまり』(岩波書店、1989年)
『現代の宇宙像・概観』(培風館、1991年)
『量子宇宙をのぞく』(講談社、ブルーバックス、1991年)
『アインシュタインの宇宙』(朝日新聞社、1992年)
『宇宙のしくみとエネルギー』(朝日新聞社、1993年)
『科学と幸福』(岩波書店、1995年)
『現代の宇宙像』(講談社、1997年)
『量子力学のイデオロギー』(青土社、1997年、増補新版、2011年)
『知を創造する—新世紀の大学とは』(岩波書店、1998年)
『火星の夕焼けはなぜ青い』(岩波書店、1999年)
『物理学の世紀—アインシュタインの夢は報われるか』(集英社、1999年)
『科学者の将来』(岩波書店、2001年)
『宇宙物理への道—宇宙線・ブラックホール・ビッグバン』(岩波書店、2002年)
『孤独になったアインシュタイン』(岩波書店、2004年)
『雲はなぜ落ちてこないのか』(岩波書店、2005年)
『異色と意外の科学者列伝』(岩波書店、岩波科学ライブラリー、2007年)
『破られた対称性』(PHP研究所、PHPサイエンス・ワールド新書、2009年)
『夏はなぜ暑いのか』(岩波書店、2009年)
『アインシュタインの反乱と量子コンピュータ』(京都大学学術出版会、学術選書、2009年)
『職業としての科学』(岩波書店、岩波新書、2011年)
『量子力学は世界を記述できるか』(青土社、2011年)
『破られた対称性 素粒子と宇宙の法則』(PHP研究所、PHPサイエンス・ワールド新書、2014年)
『科学者には世界がこう見える』(青土社、2014年)


共著
『相対論的宇宙論』(松田卓也との共著、講談社、ブルーバックス、1974年)
『現代天文学事典』(講談社、ブルーバックス、1983年)
『新しい宇宙の探究』(岩波書店、1990年)
『宇宙物理学』(現代物理学叢書)(岩波書店、2001年)現代の物理学シリーズより再刊


編著
『湯川秀樹著作集』(岩波書店、1989年)


訳書
『ブラックホール』(R.ルフィーニ著、中央公論社、自然選書、1976年)
『天文学』(J.トンプソン著、共立出版、1978年)
『接近する宇宙』(G.B.フィールズ著、サイエンス社、1984年)
『進化する宇宙』(G.B.フィールズ著、サイエンス社、1989年)
『宇宙のはじまり』(方励之著、講談社、ブルーバックス、1990年)
『宇宙の暗闇』(John Gribbin著、講談社、ブルーバックス、1992年)


博士論文
『General relativistic instability of the supermassive stars』(京都大学・乙第652号、昭和41年3月23日授与)