4月こと座流星群(予告) | [みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

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みさと天文台は和歌山にある紀美野町立の天文台です。友の会は星とみさと天文台を愛する人の集まりで、ボランティアで出張観望会を開催したり、天文台でのイベントを魅力あるものにする為に活動しています。 友の会に入会すると、みさと天文台の機関誌が毎月送られてきます。

22日(水)の深夜から23日(木)の夜明け前はこと座流星群の観測のチャンスです。

アストロアーツ様より拝借

流星というのは何百光年も向こうの星が流れているのではありません。

実は地球の上空100kmほどのところで宇宙空間から塵が地球の大気圏に突入して発光している現象です。(今夜通過するISSは上空400kmを飛んでいます)
こと座流星群の元になる塵の発生源は太陽の回りを約400年の周期で周回しているサッチャー彗星です。この彗星が過去に撒き散らかした塵が宇宙空間に漂っていて毎年4月の末に地球がそこを通るので地球に埃が降り注ぐ形になります。

それがたまたま地球から見るとこと座の方向に見える為にそんな名前が付いているだけで、遥か遠方のこと座(18光年以上)とは無関係です。


流星は非常に明るいものも稀にありますが殆どが暗い光の筋なので空が明るい都会では見えにくいので空の暗い場所で観測することをお勧めします。月齢3.7の月も22時過ぎには沈みますので晴れれば条件は良い方だと思われます。

平日ですので深夜までは起きてはいられませんが松本は家の前で頑張って観測してみたいと思っています。