日食の原因になる月の話・・・ | [みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

[みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

みさと天文台は和歌山にある紀美野町立の天文台です。友の会は星とみさと天文台を愛する人の集まりで、ボランティアで出張観望会を開催したり、天文台でのイベントを魅力あるものにする為に活動しています。 友の会に入会すると、みさと天文台の機関誌が毎月送られてきます。

最近、天文ネタが少ないというクレームが来たのでネット上で見つけた天文ネタを・・・

宇宙空間って色々飛来物(隕石)があって何億年も経つとこんなふうにデコボコになるんですね・・・
地球にも同じように飛んできているのですが地球の場合はその痕跡は雨や風によって消されてしまうんですね。
勿論、小さいものは大気圏に突入したときに空気の摩擦で燃え尽きてしまいます。
空気も水も無い月面では小さな隕石痕もずっと残ってしまいます。

月は公転周期と自転周期が同じです。
これは月の重心が極端に偏っている為に地球の重力に引かれて自由に回転できなくなったからだと言われています。
その為に見かけ上、地球からは常に月の同じ面しか見えません。
では、月の裏側はどうなっているかと言うと・・・
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月の裏側は表側より激しい隕石の衝突痕があります。
これは地球の重力に引きつけられて飛んで来た隕石が途中の月(裏側)に当たった為です。
月は地球に飛んでくる隕石の盾になってくれているんですね・・・
(地球の面積から考えるとあまり大きな盾ではありませんが・・・)