東京大神宮と私④

父が亡くなって、もうこれ以上悪い事は無いだろうと思っていた私でしたが、
更なる怒涛の日々が始まりました。

最愛の夫を亡くした母が、初めて一人暮らしになり、色々やらかすのです❗
人が亡くなると、その情報を商売にする人がいて、お葬式辺りから頻繁に電話攻撃やDMの嵐が来ました。
なんでもかんでも鵜呑みにしてしまう母は
何度も騙されそうになりました。
オレオレ詐欺や劇情型詐欺　ガスの勧誘　遺品のリサイクル　などなど
１度は警察が家に張り込み　お取り捜査する事態にもなりました。
そんなとき、病気の家族が歩けなくなったりもして、ダブルショック
全てを自分ひとりが背負って、つらくてつらくて
母が騙されそうになる度、私は東京大神宮に行き「これ以上ひどい事が起きませんように」と願いました。
願い文も「なんとか無事に騙されずに済みました。ありがとうございます」などと書いたりしました。

春も梅雨も夏の暑い日も何度も東京大神宮に通いました。
「神様にお願いすれば絶対今より良くなる」と信じて。
行かないより行ったからいいに決まってる。本当ならもっとひどい事になっていたかも…とか思ってました。

もはや東京大神宮のご利益がなんなのか分からないけど、
毎月「願い文」を書く事は続けて、結局12ヵ月の色をコンプリートしました。