バカの話は必ず長い | 一般社団法人タロットリーダー協会 みさきのゑ

一般社団法人タロットリーダー協会 みさきのゑ

人生熱く楽しく幸せに!
一般社団法人タロットリーダー協会 代表理事 
東京 渋谷 タロット占い講座 四柱推命講座開催

ハッピーコーディネーター@みさき のゑです。

久々に読んだ本のレビュー

バカの話は必ず長い


このタイトルに惹かれてジャケ買いです。
※以下青字は本より引用

会話=相手がいて初めて成立する双方向の行為
これを忘れ一方通行のまま自分勝手に話をしてしまっている。
頭のよい悪いが問題ではなく、
思いやりのなさ
配慮に欠けたふるまいが
「バカ」な行為なのです。


1対1ならまだしも、
グループワークやプレゼンなどしていると、
ひとりでずーーーっと長い間話している人いますよね。
その話、いつまで続くの?
しかも、オチがない叫び

きっと自分でもオチが決まってないのでしょう。
オチはあっても途中経過を事細かに説明されるのも飽きる、、、
大事なのは相手がその話に興味があるか?ないか?
コミュニケーションの極意はここにあると思います。


バカが促進されている理由
1、話し方マニュアルの隆盛
2、マニュアル本の「安心感」という落とし穴

「自分は本を読んで勉強したから大丈夫」という考え方は
相手を知ろうとする思いを鈍化させ、相手の言動からその思いを読み取る
「柔軟性」を奪ってしまう元凶にもなるでしょう


決まり切ったことを言うなら誰でもできるんですよね。
そこに自分の言葉をプラスすることで、個性が発揮されます。

なぜここが気になったかというと、
タロットリーダーを養成しているのですが、
どうしたらリーディング力が上がるのか?
日々考えております。
タロットは
リーディング力が命

タロットの歴史を覚えても、
タロットの起源を知っていても、
タロットの図像の意味を探っても、
残念ながらリーディングは上手くなりません。

占ってもらう人は歴史が知りたいわけでも、
起源を知りたいわけでも、図像を知りたいわけでもないからです。

知りたいことはひとつ。
今ある悩みが解決する方法

それが解決しなければ、占ってもらう意味がないということです。
それには占われる人とのコミュニケーションが必須。

どんなに占いに詳しくても、コミュニケーションができなくては、
占ってもらいたいとは思いませんよね。

その人の悩みがなんなのか?
何を解決したいのか?
どうしたら幸せになれるのか?

それをタロットを使って考えるのがタロットリーダーの役目だと
私は思っています。

昨日もプロフェッショナルクラスの講座があったのですが、
ある生徒さんはカードのキーワードをきちんと覚えてるから、
クライアントさんとのコミュニケーションができない。
という事態に陥ってしまいました。


まさにこの本に書かれている

マニュアル本の「安心感」という落とし穴

キーワードを覚えたから完璧!

タロットリーディングはそうはいかないところが難しいところであり、
勉強しがいのある面白いところなんです!

なんでこのカードがでてきたんだろう?と相手の問題と照らし合わせて、
相手の言動からそれを読み取ることが仕事なのです。
カードのキーワードだけでは読み取ることができません。
キーワードを相手の問題に翻訳するのが仕事です。

それをどうやって勉強したらいいか?と
いまタロットリーダーたちからリクエストされているのですが、
こればっかりは経験を積むこと。
数稽古。
それから、モノの言い方を学ぶしかないですよね。

この本を書いた話し方研究所所長の櫻井さんの本をもう何冊か読んでみようと思います。
そして来年はリーディングに悩んでいる多くのタロットリーダーのための
タロットリーディング講座も開催しようと思います。

タロットは人とのコミュニケーション能力を上げるすごくいい訓練になります。
タロットを覚えるのも結構大変ですが、そこからがもっと大変!
だからこそやり甲斐があって、一生付き合える
おババになっても口さえ達者であれば使えるツールなのです!
いまから勉強しておいて損はありません!

いちばんいいのはライダータロットかマルセイユタロットから勉強すること。
なぜかわかるかな?







著者は違いますが、このキャッチコピーも気になる(笑)