診察室に入ると、先生に「まあ、結果から言うと大丈夫でした。」と言われました。私は「良かったです。」と言いました。また経過観察と言われるのかと思っていたら、先生は、医学書のような本で何かを探し始めました。既に嫌な予感がし始める私…
先生は医学書を開きながら、説明の紙に『異型乳管過形成』と書きました。初めて見る単語に、私は何を言ったら良いのか分かりませんでした。
異型乳管過形成とは先生の説明によると『前癌病変』とも呼ばれるもので、一生このままでがん化しない場合もあるし、がんになる人もいる、との事でした。私にすごく気を遣って説明をしてくれている感じでした。私は、「それって結局、大丈夫じゃないじゃん。」と思いました。クロ寄りのグレーって感じの印象です。
先生は、「経過観察して、変化が出てきたらまた針生検をして…」と言い始めました。私は、「また毎回ドキドキしながら経過観察するのか、嫌だな。」と思いましたが、途中で先生が、「あ、違いました。違う事を言うつもりでした。」と訂正してくれました。そして先生は、「手術でしこりを取って、調べてみたらどうかと思うんです。」と言いました。私は、毎回緊張して結果を待つのが嫌になっていたので、「それでお願いします。」と言いました。
近いうちに造影剤MRIを撮ってもらいたいとの事で、3月21日(木)に撮ることになりました。造影剤MRIで、がんかがんじゃないかはほぼ分かるんだそうです。生理開始から2週間以内に取らないと、キレイに映らないらしく、主治医の先生が21日にねじ込んでくれました。
病院ばかりの3月、次回は人生初の造影剤MRIです。
