病院に着き、母と合流した後の話です。
私は受付のお姉さんに、診察券を渡しました。お姉さんは、診察券と受付番号の入ったクリアファイルをくれました。そして、「予約のある時は、再診受付の機械で受付出来ますよ。」と言われてしまいました。振り返ってみたら、再診受付の機械が7〜8台、ズラっと並んでいました。今回の乳がん疑惑までは、健康過ぎて大きな病院へ来た事が無かったので、知りませんでした。恥ずかしい…
気を取り直して、夫と母と共に外科の受付へ行きました。コロナ禍のため、外科受付で、手首で体温を測られました。この時で14時過ぎです。前回の待ち時間で学習した私。16時までに呼ばれるといいな、くらいの気持ちでいました。運良く、3人掛けの椅子が空いていたので、遠慮なく座りました。
電子書籍で漫画を読んだり、話をしたり…やっと番号で呼ばれたのは15時くらいでした。3人で中待合へ移動しました。中待合には【ウィッグ相談】【がん専門相談員】等のお知らせが貼ってありました。最初に見た時には不安しかありませんでした。でもこの時は、「こんなに乳腺外科の患者がいるんだし、堂々とお知らせ貼ってるくらいに乳がんって珍しくはないんだな。」と考えていました。今では9人に1人が乳がん、なんて記事も読みました。私と同じ部屋へ入っていく人の何人が乳がんなんだろう、なんて考えながら待ちました。