最近やたら映画づいてます。

映画ってなぜか見たいのが重なるんですよねー。

かと思うと、興味のわかないものばっかり上映してるときもあったり。


今日はようやくたまったチネ・チッタのポイントを利用して「大停電の夜に 」を見てきました。

最近なぜか泣く映画ばっかりみてたので、久々に目を腫らさずに映画館を出られました。笑


クリスマスイブに東京を中心とした関東の中心部一体が大規模な停電に見舞われ、

その一夜のいろいろな人たちの物語が描かれている作品です。


死期の迫った父親から衝撃の告白を受けた男。
不倫にけりをつけた男とそれによって振られた女。
未練がある昔の彼女に誘いをかけ、自分の営業するバーで待ち続ける男。
その男を密かに見つめていた、バーの向かいのキャンドル屋の女。
などなど。

それぞれ最初は2人や3人の話だったのが、次第にお互いがかかわりあっていくという
話の進み方がおもしろく、淡々と進んでいくのですが飽きずに楽しめました。

そして、映像がとても綺麗!
停電してしまった後に、路地裏のバーの外にも中にキャンドルをありったけ並べて
バーの男(豊川悦司)とキャンドル屋の女(田畑智子)が酒を飲みつつ語らっているシーンが
ストーリーの後半では大半を占めるのですが、(あえて言うならあの二人が主役なのかなぁ?)
そのキャンドルに照らされた幻想的なシーンがすごく綺麗でした。

出てくる人々がそれぞれ何か問題をかかえていて、それが最後には綺麗にハッピーエンドになる
というわけじゃなく、ちょっとづつ痛みやうまくいかないことを抱えながらもそれなりに丸く収まるというか、
うまくいえないけど作られすぎていない感じの終わり方とか展開がよかったです。

最近、外れる映画がないなぁ♪