千尋が法律家へ 寅子の師・穂高先生モデルの父著作「法窓夜話」登場
連続テレビ小説「あんぱん」第15話。柳井千尋(中沢元紀・左端)は「将来は法律家になりたいと思うちょります」――(C)NHK
女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は18日、第15話が放送された。話題のシーンを振り返る。
<※以下、ネタバレ有>
「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を生み続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。
第15話は8年間、音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。わだかまりは残っているものの、柳井嵩(北村匠海)は母に自分の漫画を褒められ、うれしくなる。一方、シーソーで本を読む柳井千尋(中沢元紀)を、あんぱん売りの最中の朝田のぶ(今田美桜)が見つけると、千尋は母との再会を兄のようには喜べないという。商店街で嵩と登美子の前に現れたのぶは、思い詰めた表情。涙ながらに登美子に“ある思い”を伝え…という展開。
千尋が読んでいたのは、明治から大正の法学者・穂積陳重(のぶしげ)の著作「法窓夜話」(1916年、大正5年)。穂積陳重の長男・穂積重遠(しげとお)は「日本家族法の父」と呼ばれる。
