テラコッタの大きい家。パティオで一人でブランチ。冷蔵庫からとりだす、ディル入りバター、少しかたくなったパン、鱈の燻製、白ワイン。

ワインは午前中にふさわしくない飛び切り上等のもの。


海の音。生温い風。あの人はすてきだ。こんなにすごい場所で、こんなに天井の高い家に住んでいるなんて
そしてとても優しい。夏中ここを好きに使っていいなんて。

そして、私を、週のうちほとんど一人にしてくれるなんて。

私は裸足で薄い寝巻を羽織って、海に向けて開け放ったはめ込み扉のそとは、ヘリコプターしか通らない。
言葉を信じる。

行動を信じる。

その人を信じる。

難しい。自分を守ろうと思ううちは。

あなたの言葉は真剣さがない。

私の言葉は?

同じではないの?
いつもしてくれる、ちいさな気遣いを、忘れて。
感謝しなくて、

Kが今どんな状況でも、どんな生活をしてても、

わたしは、大好きです。