01|張っていた“胸”と、隠していた“本音”
胸を張っていた。
なんでかっていうと、弱く見られたくなかったから。
頑張ってる自分、できる自分、明るくてポジティブな自分。
そういう“見せたい自分”を演じてた。
でも、実はすごく疲れてた。
張った胸の裏に、本当の声を閉じ込めてた。
誰にも頼らずに生きることがカッコいいと思ってたけど、
それは、ただ“孤独”を隠してただけだった。
02|「肋骨、開きすぎてるね」その一言に撃ち抜かれた
ある日のクラス中、先生にふとこう言われた。
「肋骨、開きすぎてるね」
たった一言。でも、それがグサッと刺さった。
自分でも気づいてなかったけど、無意識に胸を張って、
呼吸を浅くして、自分を守っていたんだと思う。
そのとき初めて、
「肋骨を閉じる」っていう身体の使い方に出会った。
なんとなくではなく、意識的に体を動かすと
脳と体に神経ネットワークが生まれていく。
03|肋骨が閉じると、呼吸が深くなる。不思議なほどに。
肋骨を内側に、静かに収めていく。
ただそれだけで、呼吸がすーっと深くなった。
今までは、胸で吸って胸で吐いてた。
浅くて、早くて、どこか戦闘モードだった。
でも、肋骨が閉じて腹が動き出すと、
自分の内側に、静けさが満ちてきた。
「呼吸って、安心しててもいいんだ」って、
身体が教えてくれた気がした。
04|“聞く”ことができる人間になった
それから、少しずつ変わっていった。
人の声が、ちゃんと聞こえるようになったんだ。
前は「聞いてるフリ」だったのかもしれない。
自分のことでいっぱいいっぱいで、
相手の感情にスペースをつくる余裕がなかった。
でも、肋骨を閉じて呼吸が深くなると、
自然と心の中にも空間ができる。
そのスペースが、「寄り添う」ってことを可能にしてくれた。
05|俺にとっての“寄り添い”は、肋骨を閉じることだった。
アライメントは、ただの身体の整えじゃない。
それは、“心の姿勢”を整える旅でもある。
俺にとって、寄り添うとは、
胸を張ることじゃなかった。
肋骨をそっと内側に収めた、その瞬間から
ようやく人に近づけた。
姿勢が変わると、生き方も変わる。
俺は、そんなふうにヨガと生きてる。
生き方を変える時は必ず自分の身体も一緒にみていきたい。
なぜなら、体は心とリンクしている。
体を上手に動かすことができる自分はどんなに気持ちいか知ってほしい。
このブログでは僕が自分自身のヨガの経験を伝えていきます。
俺がインド、日本で体と心が呼吸と動き、瞑想を通して成長してきた。
そこにはアライメントが本当に重要になっていく。
生きる姿勢と行ってもいい。
俺自身が感じてきた体の感覚をあなたにお伝えしましょう。