私の名前は、姫森江美。

中学2年生です。

今は、彼氏なし。

でも、好きな人は…いる。

名前は、本種健人くん。(ほんだね・けんと)

私がまだ、1年のとき優しくてみんなの憧れの的だった。

全然さえない私にも「大丈夫?」「体調悪い?保健室行けば」

などの優しい言葉をかけてくれた。

9月を終わるころには健人くんの事ばっかり見ていた。

まぁー簡単にいえばずっと見つめてしまう感じかな!

健人くんの良いところは…

「男女関係なく優しくて、ルックスもサイコー、テストも常に1番。」

などなどいっぱいある。

よくある「優しい」「カッコイイ」だけじゃない彼の良いところ。

私の仲の良い友達も優しくて良い人だけど、

恋愛感情がないだの、彼女作らないだの色々言ってる。

今もその最中。

「やっぱり健人くんは江美狙いだよね~」

「そんなわけないじゃん~」

「でも、健人があんなに女子にくっつくのもへんだよねー」

「羨ましいすぎ。健人くん~

「だから、そんなわけないって言ってるじゃん!」

「なら、告白すれば!

  絶対いけるって!

   ガンバロ!」

「健人くんが良いっていうわけないし」

「そんあのわかんないじゃん!」

「ないない。」

「姫森~」

「ん?誰だろう?

 はい?」

「あのさ、ちょっといい?

  話があるんだけど…。」

「健人くん!

  あっ。いいよ。」

「良い感じじゃん!

  もしかして、告白じゃない!!」

「いけいけ!!

   江美!!」

「だから、そんなんじゃないって!」

私と健人くんは教室から少し離れたところで止まった。

「何?話って??」

「えーと、今週の日曜日って暇かな?」

「えっっ?」

「だめならいいよ。」

「いやじゃないけど、私なんかでいいのかな?」

「姫森と行きたいんだ。」

「わかった。行こっ!

  楽しみにしてるね」

「おう、サンキューな。」

あー楽しみだなぁー☆

あの健人くんとかぁー。

頑張ってオシャレしなきゃ!

もう夢みたい…。

と考えながら家に帰ってご飯を食べて、

お風呂に入っていつもなら宿題をやるところだけど…

健人くんのことしか頭にないからできないや。

いつの間にか夢の中で健人くんが出てきた。

恥ずかしくていえないけどちょーサイコーの夢だった。

「江美ー

  早く起きなさいー」

「眠いなぁー、

   はーい。」

「やばいなぁー。

  遅刻しちゃう。 

    急がなくちゃっっ!」

急いで準備をして…

「いってきます。」

あー早く健人くん早く会いたいなぁー。

あれ、ずうずうしいかな。

「おっす!

  姫森!」

「あっ!健人くん!

  おはよー」

「どうした?

  元気なくね?」

「大丈夫だよ!

  心配しないで。」

「ならいいけど…。

  あっ!今度の日曜日の事なんだけど」

「うん。」

「A駅に9時でいいかな?」

「うん、分かった。」

「じゃあ、教室でな!」

「うん、じゃあね」

「あっ!大地!

  チース!」

あーもう行っちゃった。

話してると楽しくてすぐに時間がたっちゃうなぁー。

「江美!

   おはよー!」

「おはよー」

「鈴木ちゃん!遠山ちゃん!

   おはよー!」

「なになに~

   今日も本種くんと話してたの??」

「いつもいいなぁー!」

「全然!

 少しだけだよ。」

「それだけでもうらやましい!」

そういってもらえるとかなりうれしいかも!

なんていつも思ってるけど…。

もう、4時間目かぁー。

早いなぁ。昼休みだー!!

「姫森江美さん?」

「はい?」

「ちょっといい?」

「はい!大丈夫です!」

「あのさー最近よく本種くんといるよね?」

「そんなことありませんよ!」

「ウソ言わないで!

  うちら見てるんだからね!」

「偶然じゃないですか?」

「そんなわけないじゃん!」

「なら、どうすればいいですか?」

「簡単よ!

 話さないで!」

「えっ?」

「うちら、中3もあんまり手を出さないようにしてるのに…

 調子に乗らないでくれる!

   そんなに可愛いわけでもないのに!」

「私、別に調子に乗ってるわけじゃなくて…。

  話すなって言われても困ります!」

「なら、うちらを敵にまわすって事?」

「いえ、そういうことではなくて…。」

「はあっ?

 はっきりと言って?」

「えっと、スミマセン。

  失礼します!」

「ちょっと…。待ちなさいよー」

あーやばいことになったなぁー。

明日から学校行くのいやになっちゃうよ。

はぁーどうすればいいんだろう。

遠山ちゃんたちに相談しようかな?

でも、先輩に言われたらいやだし。

健人くんには絶対にいえないし。

とりあえず、寝よ。


なかなか眠れず、ずっと考えていた。

「江美ー

  朝よー

    早く起きて~」

「は~~~い」

結局寝れなかった。

いちお、学校には行かないといけないし。

がんばれ!

  姫森江美!

「いってきまーす。」

ふーなんかきんちょーしてきたなぁ。

「姫森!

  おはよ!  

  今日も早いな!」

「健人君…。

  おはよう。」

「どーかしたのか?

  元気なくね?」

「大丈夫だから気にしないで」

「でも、顔色悪いし」

「ほっといて!

  あっ

   ごめん」

「悪かったな」