生命のメッセージ「ゼロからの風」 | イタリアーナは人生を味わい尽くす!

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そして、人生を味わい尽くしたい。

”生きる・巣立つ”を応援したい Serendipity salon 神長倉 みさ子-ゼロからの風.jpg

突然、子どもが理不尽な状況で死んでしまったら。。
人間にとって、一番の悲しみは、子どもを失う事、そう思います。

今日は、主人の会社が主催(FM世田谷協力・国土交通省後援)で
映画「ゼロからの風」(田中好子主演・杉浦太陽・田口トモロヲ・豊原功輔・袴田吉彦)の上映会をしました。



早稲田大学に合格したばかりの19歳の一人息子(杉浦太陽)を無免許・飲酒運転・無保険・車検切れの暴走車にはねらて
失った母親(田中好子)が、命の尊さを法律に反映させて欲しいと「悪質な交通事故犯の厳罰化」を求めて
奔走した実話を映画化したものです。

映画の中の母(田中好子)と息子(杉浦太陽)の家庭内での明るい会話や雰囲気が
私と息子の会話にとても似ていて、なんとも辛く。
明るくいってきまーす!と出かけ、その日の夜、泥酔無保険無車検の暴走車にひかれ、即死となってしまう。

そして、パニックに陥るが、何の責任も罪もない被害者の未来は全て断ち切られるが、
暴徒と化した加害者は、3年半の刑だけ、という理不尽な現実をつきつけられ、
同じ境遇の遺族とつ37万という署名を集めて、法律を実際に変えてしまう。

(そして、憧れの早稲田に合格した息子の分も生きる!と
息子の残した参考書、単語カードを使って勉強して、母も早稲田にはいってしまう。)

法律が変わってから、実際、事故死は半減している。このお母さんは、息子の死を無駄にしなかった。
でも、どんなに頑張っても息子の命は戻らないよねー

映画の後、皆で食事に行ったのですが、そこでの会話。

夫「母の田中好子が、お前に重なって、万が一こんな状況になったら、お前も同じ行動をとるタイプなのではないか」
うちの留学生「映画の家族の雰囲気が、この家ととても似ていて涙が出ました」
おばあちゃんも、叔母も、、、えーーーーみんな、うちの親子とオーバーラップさせてみてたのぉーー??


生命は尊い。
今日を生きたいと思いながら、昨日死んでしまう人がいる。
今日も生きて欲しいと思いながら、昨日愛しい人を失ってしまった家族もいる。

生きてる事は、本当に素敵な事。
楽しんで、生きる。

ゼロからの風 http://www.zero-karano-kaze.com

多くの人、とくに高校生に観てもらいたい映画です。