misahumaのブログ

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街灯は月に憧れます。

「お月さまはいいな。様々な闇夜を照らし、太陽がいなくなった後の暗黒の守り主だ。月がいることにより、安心する人や動物は多い。それに比べて俺が照らせるのは狭い区間だし、月のように永久に闇を照らせる訳ではない。寄ってくるのも蛾くらいだ。」
月は街灯に語りかけました。
「確かに私が照らす闇は多い。しかし私は満ちもするが、欠けもする。時には全く姿を消してしまう時がある。新月の時、大地や路上を照らすのは誰だい?星々の光では心許ない。」
それに月は付け加えました。
「私は確かに大きい。しかし地球の大地に生きる人々からの距離はとても遠い。人々との距離はあなたの方が近い。あなたは彼らを照らし、より彼らの吐息や生の営みを感じる事が出来る。」
続けて月は言いました。
「人は強くはない。人は迷う。特に闇に心を支配されつつある時は。長い人の歴史を見守り、私はそれを知っている。そんな時、彼らの心の拠り所となれるのは私より、地の守護神たるあなた方街灯だ。あなた方は彼らの吐息を知り、生の営みも知っている。だから彼らの心が闇に満たされつつある時、微かに残る人たる光の温(ぬく)を感じ取り、外から彼らの心が再び光りだすのを支える灯火(ともしび)になる事が出来る。」
「私は闇夜の天を照らします。あなたはどうか闇夜の地を照らして下さい。天と地二つが相照らされて、人は安心を覚え、彼らの心は光ります。人々の心が光だし、人の光が天と地を照らします。そして我ら天と地の闇の守護神は安心し、また闇夜の中に輝けます。」
最後に月は言いました。
「天、地、人、相異なる三者の光でこの世の闇を照らしましょう。
騎士たる街灯は、母なる月の言葉を受け、再び誇りを取り戻しました。
自ら掲げる光で地を照らし、光を月に献上し続けると誓いました。