履歴書を書いていると、その時々の記憶がよみがえりますね。

1枚書き上げるのに思い出に邪魔され、あとPCやスマホに慣れてしまって、日本人なのに、漢字が思い出せなくて、調べながら(バカだなあ、と自分を罵りつつ)何時間もかけて書きました。

 

田舎と母親のヒステリーが嫌で、受験を機に家を出た頃。

母の気に食わないと、よくそろばんや布団たたきや掃除機で殴られてたから、

一人暮らし開始の夜は、ぐっすり眠れたのを覚えてる。

 

やっと脱出できたんだな、と思って。

 

でも出来上がった履歴書を、どこに出そうかちょっと困ってます。

これまで使ったことの無い資格で仕事をしようとしているから。

 

私の中では、数年今いるところでフルパートで収入を得て、自分の部屋を借りて、離婚。

 

そこまでしか考えていませんでした。

でも、母との電話で自分の考えが浅い事を叩きつけられました。

いや、本当のことだから。

 

「40後半で仕事教えてもらえると思ってるの?おまけに東京で経験をつんでも、あんたが私らの面倒を見に引っ越そうとしても、もう歳で、雇ってくれるところなんてないよ。だったらこっちで仕事探しなよ。病院に行くようになったとき(私が運転という意味で)便利なんだから。」

 

言葉が出ませんでした。

 

いや、なんていうか、自分の事しか考えてなかったというか

特に「今を脱出」しか考えていなくて、定年退職できるまでの会社とか、

通勤しながら親の介護が出来るところに暮らすとか

考えてませんでした。

(だって自分の老後は猫好きさんたちのシェアハウスを作って・・・だったから)

 

実家かあ。

子供の頃、親に優しくされてた友達が正直うらやましいけど、

でも、あれが私の親で、実家なんだ。

 

たとえ私を「便利な道具」と言われても。

 

それに、言ったことは的を得てる。

いくら資格を持ってても、確かに使い方を教えてもらえるような年齢じゃない。

確かに。

 

でもまあ、試すだけは試して見るよ。