母の悲しみが深すぎて……
私の母は、戦争孤児です
戦時中
頭に傷を負い、戦前の記憶が消えてしまいました
どこで生まれ
どこで育ったのか
お父さんお母さんの名前も分かりません
気が付いた時は、軍病院
アメリカ兵が助けてくれて、手当をして下さったそうです(❁´ω`❁)アリガトウゴザイマス
その後、孤児院へ
ひめゆり学徒のお姉さんが『名前は?』と聞くと絞り出すように小さな声で『よっちゃん』とだけったそうです
新しい名前と生年月日(5歳くらいだろうと)を授けてもらい、頭の傷が治るまでのほんの僅かな時間を孤児院で過ごしました
目がクリッとしてとても可愛い女の子
『よっちゃん』
船に乗って、幼女を探しに来た若夫婦に引き取られます
孤児院には、子供達が溢れかえり、毎晩「アンマーよ〜アンマーよ〜」と泣き続け元ひめゆり学徒の方が、夜が一番辛かったと話してました
1人でも早くここから出て、幸せな家庭へと繋ぎたかったのでしょう
記憶も無いし笑顔が可愛くて人懐っこいから、着いて行ったのだろう
悲しくて辛い日々が待ってるとも知らずに😭
たどり着いたのは、伊是名か伊平屋島
可愛い我が子を自慢げに若夫婦は、生活をスタートしましたが、親戚から「どこの子かも分からない子を引き取ってはイケナイ」と猛反対され『よっちゃん』を手放します
そこで、孤児院へ戻してくれたら良かった
今では考えられない事ですが……畑仕事で忙しいからと「私の家で、赤ちゃんの子守りをしてもらおう」と知らない家へ引き取られ
用が無くなったら
次の家へ
又、次の家へ
たらい回しにされて……
いつの間にか本島名護市へ
最終的に、
「家畜じゃあるまいし、なんて事をしてるんだ!うちで引き取る」と7番目の家の幼女となりましたが
義父は、頑固一徹だが情に熱い人で、義母に聞かずに幼女に決めたので、母の事で、口喧嘩が絶えなかったそうで、辛かったと今でも話します
~続く~
母も歳を重ね
喜びも思い出してきました🙌🏻💕
祖母が、機織りをしている周りをキャッキャッきゃっきゃはしゃぎながら駆け回り、祖母が優しい顔でコラッと注意されたことヾ(*´∀`*)ノ(笑)
では又、いつ日か続きを書きます