同じ空の下で。(友梨奈×佑唯) | mimimimi◢͟│⁴⁶ 小説

mimimimi◢͟│⁴⁶ 小説

主に欅坂46の小説読んでます☺︎書いてます☺︎
読んでいただけたら嬉しいです。!

コメントどんどん待ってます!

アメンバー申請は読者登録を知らせてからお願いします。
読者の方に承認しています!


いつか晴れ渡る空の下で、また君に会える日まで​────


風が流れている道を歩いていこう

これからは離れて歩いていくことになってしまうけど。



欅坂46に選ばれて、不安しかなかった。
“中学二年生” という世間的にはまだまだ未熟の子供。

それなのに、真ん中に立たされて不安を感じないはずがない…

だから、会見の時に隣にいた 今泉佑唯 ちゃんに助けを求めた。


「素直に答えればいいよ」


そう言って笑顔を見せてくれて私は素直に答えることが出来た。


たった一言だけど、とても嬉しかった。




デビューシングル「サイレントマジョリティー」の選抜発表があった。

センターに選ばれて不安とプレッシャーしか感じなかった。

どんな言葉をかけられるより、隣にずーみんがいることがなにより嬉しかった。


ずっとずっと無力だった私の中に何かが生まれた。


「サイレントマジョリティー」が大ヒットし欅坂46も有名になりどんどんと坂を登っていった。


“笑わないアイドル”


アイドルは笑うべきだ、などとたくさん叩かれた。


そんな大きな風に吹かれても私たちはいつもそばにいた。


理想よりも儚い夢のカタチを何度も心に描いた。


あの頃は本当に無邪気だった。
目の前のことに必死で後先なんて考えていなかった。

『出会いがあれば別れがある』
その言葉があるのにその言葉を信じなかった

21人の欅坂46 が永遠にあると私は信じていた


ずーみんが体調を崩して苦しんでいることに気づいていたのになんで私は助けることが出来なかったのだろう。

ずーみんがいない間、私はとても心細かった


でもやっと気づけたんだ。


乗り越えていく…本当の意味を知れたんだ。



ずーみんが休養していたあの空白の夏は、
ずーみんが卒業発表をした夏は、
いつの間にか時は過ぎて夏の雲が流れていた


ずーみんの夢にとって今出来ることをさがしていってほしい。


光が見えなくて迷ってしまう時だって
私はその光が消えてしまわないように強く思い続けるよ


眩しすぎた憧れはとても深い思いだから…



私たちが残せる何かがずーみんを支えてゆけるなら、この人生さえ懸けていきたい。



世界は動いていて私たちも変わってしまうだろう。


だけど、21人で活動していた欅坂46が消えないように…このキセキを残していこう。


いくつの夢が叶っても、いくつの夢に敗れても…戻れる場所はここに在ると信じているから、強くなろう…。


ずーみんの涙を忘れない…
ずーみんの笑顔を忘れない…

はじめて巡り会えたこの場所から、未来がまた始まるだろう。



ずーみんと見上げた空を忘れない…
ずーみんといた日々を忘れない…


心の奥でずっと叫んでいるよ…


ずーみんがいなくても、強く強く強く…生きていこう。


ずーみん、また会う日まで…。