「愛佳また言ってんの〜?早く伝えなよ」
「無理無理!緊張するもん!」
「あと2日だよー?」
「分かってる!」
何があと2日かと言うと、理佐先輩が引退するまでの日にち。
理佐先輩は3年生だからあと2日で引退を迎える。
私は理佐先輩が好き。
最初は容姿から入った。
優しそうな雰囲気が溢れ出ててまあ実際に優しいんだけど、そこにまず惚れるでしょ?それに顔がどタイプ。
あとプレーがかっこいい。
理佐先輩はバレー部のエースで活躍をしている。
そのギャップに私はハマってしまった。
だから、引退式までには想いを伝えたい…
届くならば…。
ー次の日ー
今日は3年生の最後の大会…引退試合。
私はずっと理佐先輩を目で追いかけていた。
準決勝で負けてしまった。
理佐先輩は泣いていた。
抱きしめたい気持ちに駆られるがぐっと抑える。
そして先生からの挨拶が終わり、引退式が始まる。
一人一人の言葉があり一年生から話していく。
まさかの私がトップバッター。
とくに感動する内容も話せず、むしろ笑いを誘っていた。
理佐先輩も笑っていた。
ならいっか…笑
二年生の言葉はすごく感動して、私も泣いてしまった。
3年生の言葉はとにかくとにかく感動。
私は号泣していた。
理佐先輩も泣いていて、私はさらに号泣。
そして一通り終わり解散の時間。
でもみんな先輩と撮影会をしてて、私もいろんな先輩と写真を撮る。
最後に、理佐先輩と。
そして言うんだ、想いを。
続