パワー。(理佐×愛佳) | mimimimi◢͟│⁴⁶ 小説

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〜〜〜理佐side〜〜〜



今日も一日疲れたな。



志田さんはいつも明るくて笑顔ですごいな。



私には無理だ…いつでも明るく笑顔だなんて…




だから、そんな志田さんがうらやましくて気になる存在。







そんなことを考えながら、くつばこでくつを履き替える。








あ。






志田さんだ。








こんな地味な私になんて気づかないだろうと思って、くつばこから離れようとした。







志「あ!えっーと、渡邉さん?」





え、気づかれた?




志「あれ違うっけ…?」


理「渡邉です。」


志「あ!よかった!えっーと…下の名前って…」


理「…理佐 。 です」





ああーなんで私ってこんなに暗いんだろう…





志「理佐ね!おっけ!私のことは愛佳でいいから!」





いや、いいはずがない。
だって、クラスの中心にいるような志田さんを呼び捨てなんて…地味な私がしちゃいけない!






理「いや、ダメですよ」


志「えーなんで?てか、敬語やめない?笑」


理「あ、ごめん…」


志「ねえ!呼んでよー!愛佳って!」







どうしたらいいの…緊張はするし、胸がドキドキうるさいし。





理「ま…なか…」


志「ふふ笑ありがとう理佐!」






あ〜やばい。下の名前で呼ばれた。
なんでこんなに胸がうるさいんだー。






志田さんはいつも明るいからうらやましい存在で、別に好きとかじゃない…はず。






志「あ!そういえばね明日試合なんだ〜!」


理「頑張ってください。」


志「理佐は冷たいな〜笑 パワーちょーだい!」






冷たいっていうか、ただただ緊張してるんです。
胸の音が志田さんに聞こえないように必死に抑えてるんです。







ギュッ








理「…え?」







「パワーちょーだい!」って志田さんが言って、急に抱きつかれた。





ドキドキ




あーもう!うるさい!!!!







志「ありがとう理佐!これで試合頑張れる!」






キラキラの笑顔でそんな事言わないでよ。






少しだけ期待しちゃうじゃん…






志「じゃあね理佐!ありがとう!バイバイ〜!!」


理「バイ…バイ」






なんだったんだこの時間。





気になる存在から好きな人に変わっちゃったじゃん。





絶対叶うはずなんてないけれど、志田さんのこと好きでいていいですか。