頑張れる理由。(理佐×茜) | mimimimi◢͟│⁴⁶ 小説

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〜〜〜理佐side〜〜〜



私はバレーボール部に入ってる。



体を動かさないと太るし、中学の頃もしていたからバレー部に入った。



最初は、ダルくてめんどくさくて練習が嫌だったけど、最近は頑張れるんだ。




だって、あの子も頑張っているから。





私が、ミスばっかりしてしまって先輩にすごく迷惑をかけてしまって、泣きそうになっていたところ、窓から外を見たんだ。




テニス部が練習をしていた。




最初は、すごくミスをしている子がいるな〜、でもすっごい一生懸命だな〜ぐらいしか思っていなかったけど、「ああ私ももっと頑張んなきゃ」って思わせてくれるようになっていた。




それから、私は君を探すのが日課となっていた。



部活中にもかかわらず、ずっと君を見つけてはじーっと見てた。



私が見ているとも知らず君は相変わらず練習熱心だった。

 

多分同じ学年なんだろうけど、名前は知らない。




君を知りたいな…なーんてね。







ある練習中にスポドリがきれたから、財布をもって自販機へ向かった。





ガチャン





スポドリが出てきたから、拾って戻ろうとした。






そしたら後ろに君がいた。





「あ」





目があった。





でも、君は私を知らないから「ん?」みたいな顔をしている。




これがチャンスだと思って名前を聞こうと思った。





まあでも、私はヘタレだからできなかった。





会釈だけして戻った。





ああ〜、ほんとヘタレだよな。





その少しの間、今までで一番近い距離で君を見た。目もあった。





ただ、それだけ。それだけなのに





胸が弾んだ。





ああ、そうか。私、君のことが好きなんだね。







急いで練習に戻ったが、練習は始まってて、遅れて入ったのとミスが多くて、顧問や先輩に怒られる。






だから、私は外を見た。




君も怒られていた。それでも君はそんなことで折れずに食らいつく。




私も頑張んなくちゃ。





こんなに私が頑張れてるのは君が一生懸命に練習しているからだよ??