最近体調が良くない。頭が痛くてフラフラする。
でも、LIVEが近いから、レッスンを休むわけにはいかないし。
レッスン中に意識が遠くなる感じがして、倒れかけたけど、ここで休むわけにはいかない!って集中しながら、レッスンを受けた。
それでも気づくみたいで。
冬「ねる、大丈夫?ずっとフラフラしてるよ?」
ね「ふーちゃん大丈夫やけん!心配してくれてありがとう。」
それからもメンバーが「大丈夫?」って声をかけてくれて、いいメンバーだな〜。って思った。
そんなみんなを心配させたくなくて、「大丈夫」って笑顔で言うしかなかった。
どうせ1日だけだろうって思ってたのにずっと続いた。
それでも無理してた私の体がとうとう限界だったみたい。
視界がぼやけて、ふわっと脱力した。
「ねる!!!!」
そんなメンバーの声が聞こえて、最後に見たのは白い床だった。
目を覚ますと、見慣れた部屋だった。
だから、私の部屋って分かったけど、どうして…?
右手に違和感があって、見ると、ゆっかーがいた。
ね「ゆっかー…?」
菅「あ、ねる…おはよう。体調どう?」
ね「休んだからだいぶよくなったよ。それより、どうやって?」
菅「それならよかった。ねる倒れたから、理佐とあかねんが運んでくれたんだよ。お仕事あるからさっき帰っちゃったけど。」
ね「…ありがとう。」
菅「ねえ、ねる?無理はしないでいいからね?みんなねるのこと心配してたし、休めばいいからね?」
あとから入った私は、みんなに追いつくために必死だった。ここで休んで足を引っ張るわけにはいかないし…
菅「足引っ張るわけにはいかないって思ってるでしょ?こうやって倒れるより休んでくれた方がいいから…ね?」
結局迷惑をかけてしまった…はあ、なにしてんだろ、私。
菅「とりあえず、ゆっくり休んで元気になってきてね?待ってるから。」
ゆっかーが欅坂のキャプテンでよかった。
ね「うん、ありがとう。」
私はその日ゆっくり休んで、明日からレッスンに行った。
終