商売人はエンターティナー

商売人はエンターティナー

元専業主婦のmisaが、いきなり亡き父の跡を継ぎ商売人に!
まったく無知のまま、紆余曲折しながらエンターティナー商人になるまで。

Amebaでブログを始めよう!

暗いニュースばかりの世の中だけど、自分自身の気持ちまで

暗くなっちゃいけませんよね。

 

ちょっとだけ気分をあげる方法・・・

テレビを消して、鼻歌を歌う!!

 

もちろん、誰もいなければ大声で歌うも良し。

ハミングでも鼻歌でも・・・

 

歌っているときって、暗い気分にはなりにくいですよね。

やっぱり明るく元気になれます。


私は、もっぱら鼻歌を歌いながら家事をやっています。


ちょっと嫌なことがあった時には、
鼻歌を歌えば、気分をプラス方向へ変えることだってできます。

歌う時って、ちょっと笑顔になるでしょ?
そしたら、脳がだまされて「楽しい」って感じる。
そして、、益々「楽しい」を引き寄せる。

ちょっと笑顔になると、周りにも楽しそうな雰囲気が伝わる。
機嫌がいいお母さんは、家の中も明るいです。

笑顔になれば、周りも笑顔に感化されます。


鼻呼吸にもなって、ドーパミンも分泌されて、、、
一人の時、お風呂の時、家事の時、
鼻歌、おススメですよ♪♬

(あ。時と場合を考えなきゃ、変な人って思われるけど‥( ´艸`)

今から7年前
【魚屋のまかない飯ランチ】をスタートさせるにあたって、
気を使った事がある。

実際に卸しとして仕入れに来てくださる寿司店・料理店の邪魔をしないという事だ。
鮮魚店直営でそういう業種をやると、他店よりも断然安い価格でも提供できるのだが、

せっかくうちで仕入れをしてくださる居酒屋や寿司店・料亭のお客様に対して

失礼にあたるので、あえて「お昼のランチだけ!」と謳ったのだ。

夜のお店を営業している卸しのお客様と時間帯がかぶらないように

最大限に大切にしたつもりだった。



ところが、、、

ちょうどラジオ番組に出演してたその日の夕方。
オープン日程をラジオで公表した旨を、仕入れにきていた寿司店Mの大将にお話した時の事だった。


彼はみるみるうちに形相が変わり、突然堰を切ったように怒鳴りだした
「あんたは本気でそんなことをやるのか?!」
「あんたがそのつもりなら、俺はもう二度とここから仕入れないからな!」


え? え?? 

今までその件についてはずっと説明してきたはずだった。

お店の営業時間や仕入れ時間とかぶらないように、
邪魔をしない、ご迷惑をかけない、、と。



「ランチを簡単に考えるんじゃない! うちだって何度かやってはうまくいかないんだぞ!」
「だいたいランチをしたって儲かるはずがない!」
「俺がこの店で、どれだけ仕入れしてやってるのかわかってるのか?!」
とにかく矢継ぎ早にまくしたてる。
ほとんど毎日、仕入れに来ていただいてるので
テーブルが一つ増え、メニューができ、ガスがきて、、、という
準備段階だって目にして、報告もしていたはずなのに、、、

まさか、どうして今になって?!
今まで何も言わなかったのは、なぜ?

「いえ、だからMさんにはずっとお話してきたはずです。

ご迷惑がかからないように仕入れ時間もランチとかぶらないようにして、、、」
言い終わらないうちに
「迷惑なんだよ!絶対に迷惑がかかるから言ってるんだ!」

 

意味がわからない事でも怒鳴られる。
「SNSを教えてやったのは俺だ!」
はい。確かに・・

だからずっとわからない部分は聞いてきたし、感謝もしています。

だけど、それとこれって関係ないのでは?


もう口を開くだけで何倍にもなって返ってきて、会話にならない。
ただただ
「はい。」「はい。」「すみません。」「申し訳ございません。」

と、繰り返すのみでうつむいて唇を噛みしめる。
彼の怒声は、自分で自分に酔ってきているかのようだ。

すでに30分も続いている。
こうなれば、ただ嵐が過ぎ去るのを待つしかない。
なぜここまで言われなければいけないのだろうか、、、、

ちゃんと順番を考えて、言葉にしてきたはずだった。

悔しい。理不尽すぎる。

他のスタッフも黙ってその様子を見ているしかないようだった。


やっとその時、
助け船の小売りのお客様がいらっしゃった。
「はい、いらっしゃいませ」とスタッフが表に出たのを見計らって
私も表に出るふりをしてトイレに駆け込んだ。

悔し涙が止まらない。
旦那でもない人に、なぜここまで言われなければいけないのか。
私はそんなに悪い事をしているのだろうか。
彼にとってそんなに迷惑だったのだろうか。
地団駄を踏んで、声を押し殺して泣いた。
涙が止まって落ち着くまで、いつまでもトイレにこもって泣いた。

 

 

だけど、いつまでもそこに気持ちを引っ張られる訳にはいかない。

もう動き出した事。

リスクも何もない。

大切なお客様だけど、気にいられないのなら仕方がない。
きっと明日からの仕入れは、もうないだろう。

 

 

大丈夫!だいじょうぶ。

私には、味方でいてくれる人もたくさんいるから!

 

涙を拭いて上を向いた。

 

「おまえはアイデアマンやなぁ。すごいなぁ」

と褒めてくれる納め先の料亭の兄さん。
食器や調理器具を分けてくれた居酒屋のマスター。
ちゃんと私の想いも伝わって、配達先や納入先のお店の方も応援してくださる。

SNS友やお客様からも

「楽しみにしてるよ!」

と声をかけていただける。

本当にたくさんの皆さんに支えられているのだ。

 

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新しいことを始める時、色んな人の声が聞こえる。

反対して足を引っ張る人。

応援してくれる人。

自分の気持ちが上がる人に意識を持っていこう。

 

 

離れる人はそのタイミングで離れるようになっているから。

感謝の気持ちでスタートさせるために!

 

 

 

「本当に美味しい魚を気軽に食べられる食堂をやる!」
先に宣言してしまった私は、もう動くしかない。

厨房は、父がスーパーをやっていた頃の精肉部のバックヤード。
ちょうど小さな台所があるので、まずはガス屋さんに相談して

ガスの元栓を開けてもらう。水道はすでにきている。
テーブルは友人に手造りをしてもらい、外に放ってあった長方形の生け簀は
ちょうどカウンターテーブルとして使えそうだ。

あちらこちらで、

「こんな事やりたいから助けてください~!」

と声をあげてみる。
ファミリーレストランで働いていた友人は、

テーブル番号をつける事や注文の取り方など教えてくれた。
配達先の居酒屋さんからは、使わなくなった食器類を譲ってもらえた。

せめて、近所のお年寄りが立ち寄ってもらえる場所でさえあればいい・・
10人程度来てもらえるだけでいい。
炊飯器は一升炊きがあればたぶん、間に合うだろう。
本当に、ちょっとした大家族のお昼ご飯を作るつもりでいた。

メニューは刺身定食、あら煮定食、塩焼き定食の三種類だけ。
今までの本当に食べていたまかない飯。

スタッフには告げたけれども彼らは、

「何も知らないお嬢が何やら始めているらしい」

と横目で見ているだけだった。

力仕事は手伝ってくれたが、本当にやり始めるのか

本気度も伝わっていなかったかもしれない。

店内改装や大きな借金などのリスクもないので、ダメならやめればいいだけ。
本当に一人で少しずつ何か月もかかって準備を始めていった。
ただ、SNSにはシェアしてもらって後には引けない状況になってきている。

それでも、なかなかオープンに踏み出せずにいたのは自信がなかったのだ。
今思えば、自信がつくまで待っていたらいつまでたっても前に進めなかっただろう。

そんな折、ちょうど地元のラジオ番組に生出演があった。
パーソナリティの方から

「なんだか魚屋の中で食堂を始めると聞いたのですが、いつオープンなんですか?」

と訪ねられて、
何も決めていないまま、苦し紛れに

「ゴロのいい11月11日のランチからスタートです!」

と言ってしまった。


さぁ、こうなればあと二週間。
どうしてでもスタートさせるしかない。
カウンターは生け簀を立てたテーブル。
手造りのテーブルと、長机が二脚。 

一升炊きの炊飯器。
魚屋の中の小さな食堂。


かくして

【魚屋のまかない飯ランチ】

は平成25年11月11日 始動したのだった。



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新しい事をスタートする時・・・

リスクが少なければ気軽にできる。

まずはスタートの日付を決めよう!
周りの人に声をあげて助けてもらおう!