公演期間 2013/03/23(土) ~ 2013/03/31(日)
会場 吉祥寺シアター
脚本 合馬百香
演出 与儀英一
料金 5,000円 ~ 5,000円
サイト
http://www.yogipro.co.jp/


自衛官物語をやるっつーから、「おお~、め組なら魅せてくれるんじゃね?!」なんつっていそいそと出かけたわけよ。そりゃあ、ワタクシの頭の中では戦闘能力の高い、いわば、ドラゴンボールのサイヤ人とかゴクウとか・・、はたまた人間でいうなら、スタローン、シュワちゃん、セガール、チャック・ノリス、ドルフ・ラングレン、ジャン=クロード・ヴァン・ダムとか、日本人でいうなら、マサトとかマーク武蔵とか・・、


http://www.youtube.com/watch?v=nnYhpJn7MlI


でもって小劇場のアクション俳優がわんさか居る劇団はなんつったってエクスクエストだろう。

もう、ワタクシの頭の中にはマニアックにも筋肉モリモリのキャスト陣を想像していたわけよね。
ところがさ、ところがよ?


世界最高の特殊部隊(SAS)とか、SATとか、元空挺レンジャーを引き合いに出し、黒尽くめのファッションで登場した男達の立ち姿が弱腰。姿勢が悪いし緊張感が足りない。これじゃあ、敵に襲われたら一発で死ぬんじゃね?くらいのパワー。


でもって、日々有事に備え、厳しい訓練に励み続けているにしては、動きに機敏さが足りない。筋肉もない。また、元傭兵の主催するサバイバルスクールに参加するも、そのスクールでは中学生の部活動でやるような腕立て伏せとかうさぎ跳びとか。


あれれ~、コメディなのか?そうなのか?


また、登場人物の全員が緩~い雰囲気を身にまとい、どうみたって、興味本位の一般人等が集っているような風景。でもって極めつけはサバイバルというほどの過酷な描写は一切なく、過酷な状況を口で説明するのみ。


だから、サバイバルスクールで巻き起こるアクションや、命を引き換えにするようなミッションもなく、ましてや、肉食系男達の姿はなかった。しかも彼らの中には時代劇風なアクセントでしゃべる輩もいたりして、とことん時代劇が体に染みついているようであった。


だからワタクシの目には茶髪のにーちゃんたちが、そこいらの森林公園でサバイバルゲームで遊んでいる様にしか見えなかった。ガクトのように。笑


まったく自衛官らしくない人たちを見ました。もしかしたら空挺レンジャーではなく、戦隊ファイブレンジャーの間違いなんじゃないか?って叫びたかった。


やれやれ・・。


次にアクションものをやるなら、身体作りから始めてね。