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さてはて、会場となる 戸野廣浩司記念劇場 は西日暮里駅周辺にあり、この駅は下町の匂い溢れる場所だが、意外に好きなエリアでもある。最近は格安で怪しそうな食堂にワタクシは出没しているのだが、ここは一皿150円で、鯖の味噌煮、秋刀魚の塩焼き、肉じゃがなどが所狭しと置かれ、好きなものをチョイスしてレジまで持っていった後に食べられるという代物だ。笑


だから勿論、舞台観劇を前後にして、この店のお得意様となったわけだ。この日も、肉じゃが、鶏肉のから揚げ餡かけ、ヒジキの煮物3品盛り、サラダをチョイスし、オヤジ達が粗食に徹しているのを尻目に、ガンガン喰いまくった挙句、観劇するという、どんだけ動かないんだよ。みたいな成り行きだったのだ。


劇場に行き、当初座った椅子を離れる、目の前にどでかい男が座って視界が暗くなったからだ。笑   実際、ワタクシはどでかい男は嫌いではない。むしろ好きなくらいなのだが、こういった場合は「お前、でかいんだから後ろに座れよ。」なんつって脳天に頭突きしたい衝動に駆られる。はやり二十歳すぎたら他人に頭突きを喰らわすのは犯罪なのだろうか?


結局薬局、前列をゲットしたのだが、これがあまり良くなかった。キャストらが演じるアラが見えすぎて困ってしまうのだ。元来、優れた役者というのは自分自身の動揺を隠すのだが、こういった場合、小心者の役者ほど素直に動揺し、セリフをカミながら、しかも冷や汗かきながらの舞台となってしまう。だから、観ているこちらも、ハラハラしちゃって舞台の世界感に入れない場合もあるのだ。まあ、人間が作るアナログ世界の芝居なのだから、そこが魅力的でもあるのだが・・。笑