ハンドメイド作家である私、mirunaが、モノづくりのテーマのひとつにしている「揺らぎ」。
揺らぎにもいろいろありますが、mirunaとして作品で表現したい揺らぎは、誰の心の奥底にも確かに灯る「光の揺らぎ」です。
光は、いつもまぶしく輝いているわけではありません。
迷い、悩み、不安になる時…影が落ちて、光が弱々しく揺らぐこともあるでしょう。
けれども、光は決して消えることはありません。
その光こそが、私がずっと大切にしてきたもの。
私が40年以上生きてきた中で、心揺らぐ瞬間は何度もありました。
何度も立ち止まりながら、揺らぎながら、それでも歩いてきました。
でも、心の一番奥の方、灯る光は消えることはありませんでした。
mirunaが光や揺らぎに惹かれる理由は、多分そこにあるんだと思います。
この「揺らぎ」を表現したくて作り始めたのが”yuragi-no-hikari ”というシリーズ。
昨日は、このyuragi-no-hikariシリーズにあたるfruits ringの試作をしていました。
リングづくりの一番最初、色作りから迷いの連続でした。
濃さはこれでいいのかな?
もっと透明感を強くした方が、光と揺らぎのテーマに合うんじゃないか?
色を均一にしない方がいいかもしれない…
きれいに整えたくて、何度も試行錯誤して、うまくいかなくて。
でも、こうして迷う中で気が付いたんです。
この迷いでさえも、「揺らぎ」なのだと。
そう理解した時、
「あえて完璧にせず揺らぎを残す」
という選択ができました。
yuragi-no-hikariシリーズは、揺らぎから生まれた造形をアクセサリーに仕立てるシリーズ。
不完全な私から生まれる、光のアクセサリー。
そう思えたことで、やっと納得のいくfruits ringが完成しました。
揺らぎを消さなかったからこそ、生まれた形です。
私たちの心もきっと、不完全さの中で揺らぎながら、
少しずつ形になっていくもの。
感じる孤独や不安、悲しみは、
私たちを形作る大切な陰影。
影があるから、揺らぎがあるから、
光は美しく見える。
生き方の記憶を宿す、そんなアクセサリーを、これからも作っていきたい。
そんな風に思った一日なのでした。



