この間、いつものように仕事中
お昼のピークが一段落した頃
一人の女性がレジの前に立ち
『お伺いしたい事があるのですが』と遠慮がちに声をかけてこられました。
バッグの中から一枚の写真を取り出され
『この方に見覚えはありませんか』
と。
店の近くの会社に勤められていたそうで
常連客なら、店の人に聞けばわかると
思われたようで
他のスタッフにも聞いてみたけど
私も見覚えのないお顔だったので
そう伝えると
『実は…』と話されたのは
この方は亡くなられていて、生前お世話になったのでお別れがしたいけど
勤務先しかわからず困っているのだと言う事でした。
たった一枚の写真では何もわからず
こちらも困ったけど
あきらめがつかない様子のその女性は
なかなか立ち去らず
色々聞いてみると その亡くなられた方は
私の住んでいる同じ町内の方だと言う事がわかり
それなら…と町内会の場所を案内し
会長さんに連絡をとられてみては
と提案してみたら
『行ってみます』と店を出られました。
しばらくすると、またその女性が来店し
接客中だった私を待って
『おっしゃる通りにして正解でした。連絡が取れてご挨拶する事ができました』
と、目に涙を浮かべてお礼を言ってくださって

もし、その場で話しを進めていなければ たどり着くまでにご苦労されただろうし
もし、応対したのが私じゃなかったら
わからなかっただろうし…と
偶然が重なって その女性が思いを遂げられたんだなと思うと
ちょっと心が熱くなりました。



レンは相変わらず、目の病気を忘れちゃうくらい毎日元気で
散歩でボール遊びをねだるし


チャミは、このところ続いた雷で
今まで平気だったのに
急に怯えるようなり ちょっと可哀想しょぼん



るるは、脱走を企てるのに毎日忙しいのよね