生活リハビリマスターのブログ

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今日は、育児用品についてちょこっとお話。

 

子どもの発達に絡めてお話ししていきます。

 

まずは、大人気商品にもなっている

 

腰の座っていない赤ちゃんを座らせる「いす」です。

(ベビーソファーで検索するとすぐに出てきます。型はめのようになっているやつです)

 

ちょっとネットサーフィンをすれば、

 

カナダでは「腰が据わってから使用すること」と明記

 

アメリカでは「生後6週間から14か月」と明記

 

されてるようですね。

 

どっちやねん。



これ、簡単に言えば「身体拘束」の道具です。

 

座らせたら、ご機嫌になる赤ちゃんもいるのは事実なんですけどね。

そして、座らせたらなんともいえず可愛い。

 

それが人気の秘密でしょう。

 

でも、コルセットでも、テーピングでも

 

「長時間の使用」は、筋力低下や、身体の変形を招きます。

 

赤ちゃんの骨や筋肉はとっても柔らかく、腰の仙骨という骨に至ってはまだ形成されていません。

 

また、大人の背骨はS字カーブを描いて、重力にうまく対応するようにできていますが

 

腰の据わっていない赤ちゃんは

 

Cカーブです。




つまり、重力がこのCカーブの骨にかかると、特に腰の背骨、腰椎にめちゃくちゃ負担がかかるわけです。

(このいすの場合は、腰だけで全体重を支えているわけですからね)

 

縦に抱っこしていたり、スリングに入れている場合は骨盤や腰椎に限定的に負担がかかることはありません。

 

ときどき、首が据わっているのにそのイスがだめなら縦抱っこもダメじゃないかとおっしゃる方がいますが

 

原理は同じではありません。

 

こういった道具の問題点は

 

「1か所に負担がかかる」

「座る機能が(発達)できていないのに、道具を使って座らせる」

「長時間不良姿勢をとっている」

 

ことにあります。

 

たとえ腰が座っていても、長時間の使用は論外です。

 

大人だって、長時間、体勢が自由に変えられない椅子に座るのは苦痛ですよね。

 

寝る、立つ、座るの3つの動作の中で、最も背骨に負担がかかる動作はどれでしょう。



答えは、「座る」です。



そしたら、また怪しい育児用品が浮かび上がってきました。



それは…



またの機会にお話ししますね。