$石垣島ゆがふ日記
西表島に行ってきました。1泊だけのプチ旅行です。
直前に出発を躊躇するような出来事があったのですが
春休みになり、この旅行を「心のよりどころ」にして
毎日留守番を耐えている(といっても午前中だけですが)
もねちんのことを考えると、
取りやめる方がずっとリスクが大きいと思い直し
思い切り楽しんで来ました(この日記は後から書いています)。

最初は、予算の関係で石垣島の中の、どこか民宿にでも泊まろうかなと
思っていたのですが、それでは「旅行気分」になかなかなれないよなぁ
と考え、やっぱり船で行く離島にしようと思い直し、
まだ未体験ゾーンだった「日本最南端の温泉」に行こうと思い立ったのです。
宿泊ホテルは「西表島温泉ホテルパイヌマヤリゾート」です。

西表自体は、私は今回で5回目。昨年も3月に行っています。
でも、いつも石垣発着の日帰り離島ツアー
のため、宿泊したのは今回が初めて。
日帰りの離島ツアーと同じくらいの予算で宿泊できるんですね、
あまりいろいろ欲張って移動しなければ。

レンタカーも借りず(知らない場所の運転はムリ!)、何ができるかなと考えていたら、
ホテルからのお迎えのバスが、由布島(ゆぶじま)に無料で立ち寄ってくれると知り、
初日は、由布島経由でホテルへチェックイン、翌日はレイトチェックアウトにして
手作り工芸体験をして、そのあと最後まで温泉を楽しんで来ました。

さて。

石垣から西表島大原港までは所要時間35分なのですが
もねちんがちょっと酔ってしまってきつそうでした。

10時35分大原港着。
港には、ホテルのお迎えのバスが待機していたので
すぐに乗り込み、もねちんは息つく暇がなかったけれど
なんとか復活!よかった。
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このでかいバスで乗客は私たちだけでしたw

11時過ぎに由布島で降ろしてもらい、2時40分頃お迎えに来てもらう段取り。
由布島は、島全体が植物園になっていて
水牛車で渡るのが一般的。潮が引いていれば歩く事も可能ですが
水牛の糞がたくさん落ちているし滑るのであまりお勧めできません。
入島チケットは、往復水牛車込みで1300円(おいしいパインジュース1杯付き)、
歩きの人は500円とかだった気がします。
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もねちんは、小さいときに一度来た事があるのですが「全く記憶にない」そうで。
逆に新鮮に楽しんでもらえてよかったよ。

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どの水牛車に乗るのかな~。(係の人の指示に従う式)


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観光バス何台分かの団体さんと一緒になってしまったのですが、
彼らは、大きめの水牛車にぎゅう詰めにされ分乗、
私たちは中くらいの水牛車に、またもや貸し切り状態。
島に運ぶ段ボールの箱がたくさん積まれました。w
御者のおじさんは、三線すら弾いてくれなかったけど
たった2人でやられてもかえって恥ずかしいしね…。
ゆうたくんという水牛だったのだけど
「ゆうたは、足が速いよ!」とおじさんが言う通り、
どんどん周りの水牛たちを追い抜いて行った!

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わー抜かした~! ともねちん大コーフンですが…。
オレたちの車はあちらに比べてぜんぜん軽いからねえ…。


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周囲2.15km、海抜1.5mの小さな小さな由布島。
以前は人が住み、対岸の西表島で水田を作って生活していました。
昭和23年には文教場ができ、34年には中学校もできたそうです。
ここは、かつての学校跡です。
昭和44年に襲来した台風の被害で、ほとんどの住人が西表島へ移ってしまい
学校は45年に閉校されました。
そんな状況の中、ある夫婦だけが島に残り、その二人が由布島を亜熱帯植物園に
整備したのだそうです。

最初に私が来たのは10年前くらいなのですが、その頃とあまり変化もなく、
ぜんぜん寂れてもいなく…。むしろ、活気がある。
管理もしっかりしているし植物も生き生きしています。

コンクリート製の作り物の牛やらなんやらがいい感じに古びていて、
写真撮影ポイントには事欠きません(子連れの場合…)
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これは…!
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ドラゴンの覇龍船かな。

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眼前に小浜島を見渡す海岸付近にはマンタもいます。
このマンタには、ジョーズのような牙が並んでいるのですが
実際のマンタには牙はないんです…っていうのは、有名な話w

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いったい何種類の植物があるのだか、
美しい花々が咲き乱れています。

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日本最大の蝶、オオゴマダラの黄金の蛹や成虫もたくさん。
(石垣市民としては日常風景なのですが…)

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タイワンレンギョウも美しい。


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もう一つ、好印象だったのが、いろんな場所にカメラ台が設置されていたこと。
セルフタイマー機能フル活用。

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今回の旅のお供はガスパール君です。
もねちんといっしょにいろいろ楽しんじゃいました!

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しばらくの間コンデジをもねちん専用機にしたら
(2台持ち歩くときはたいていそうなのですが)、
夢中になっていろいろな写真を撮りまくっていました。
しまいにはカメラをくれとまで…。

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「貝の館」なる屋内施設も。ここだけ別世界な感じ。

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ジブリ映画に出てきそうな、緑のなかの公園もありました。

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もうひとつ、とても好印象だったのが、ランチのおいしさ。
島内にはレストランと、軽食を出す茶屋が各1軒あります。
レストランはツアーの団体さんも利用しますが、個人客にもきちんと目を配ってくれます。
なんとか御膳…名前忘れちゃったけど1000円ちょいだったと思う…。
ソバまでついていて、このボリューム。
グルクンの唐揚げを煮たもの、ソーキの煮付けとか、
とにかく全部のおかずが丁寧でおいしかった。
以前来たときは、ダチョウのお肉とか出ていた記憶があるのだけど
今回はそれはなかった。もうやってないのかな。
もねちんは、チャーハンを頼んだんだけど、それもおいしかった。
そういえば、ここで食べたお昼をまずいと思った事がなかったっけなーと記憶をたぐる。

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あっちこっちへ寄り道しながら、ぐるりと回り、出口付近へ。
水牛さんたちが水浴びして休憩していました。

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こちらの水牛は、もしかしてだいぶ高齢かな…。
風格が違う…。

帰りの水牛車は一番小さなサイズで、11人乗り。
御者も女性で水牛もゆきちゃんという雌だった。
そして、またもや乗客は私たちだけで
完全レディース車だったのでした。
西表側には、すでにお迎えのバスが来ていて(すばらしい!)
いよいよホテルへ。
ちなみに、このときは港からピックアップしたという一人旅らしいお客さんが
いっしょだったので貸し切りではなかった。

2へ続く~。