その日は忘れられない夜でした。

夜中にうちの玄関の呼び鈴がピンポン〜♪と鳴りました。
それだけでも怖いですよね。

恐る恐る出てみると、うちの向かいの奥さんでした。
顔面蒼白で、オロオロしながら
「主人が息をしてないみたいなの」と。

びっくりして、救急車は呼ばれたの?と聞くと、電話が繋がらないの、と。
、きっと気持ちが動転してしまってかけられなかったのだと思います。

それで私の携帯から救急に電話すると、すぐに病人の元へ行って下さいとの指示。

えーっ😱なんて言ってる間もなく、パジャマのままおじゃますることに。

すぐに心臓マッサージを指示されました。

携帯をスピーカーにして、アラームに合わせて人生初の心臓マッサージ。

真冬なのに必死で、寒さなんて忘れてました。

まもなく救急車が到着して、救急隊員の方が交代しますと言ってくださりホッとしたのですが、なにやら診察された後

残念ですが、もう何時間か前に心臓は止まってましたね、とのことでした。

泣き崩れる奥さん。
その後すぐに来られた警察の方
騒ぎで駆けつけた近所の方で
ごった返しました。

私が心臓マッサージを始めた時には、既に息を引き取られたあとだったみたいです。


ふと我に帰った時、寒さと、自分がパジャマ姿なのに気がつきました。
私も動転してました。
命というものをすごく考えさせられました。


あれから半年。



奥さんもだいぶ落ち着かれている様子です。

そんなある日、お向かいの玄関に、ご夫妻で育てられてたユリの花が2輪、並んで咲いているのを見ました。

なんだか暖かい気持ちになって、思わず写真を撮らせていただきました。




故人が咲かせた花のような気がします。




このお話とは別ですが、ある生徒さんの愛犬が

3年ほど前に亡くなられて

寂しいのでご遺灰をずっと手元に置かれてたらしいのですが

昨年思い切って、お庭の西洋南天の根元に撒かれたそうです。


すると不思議なことに、今年はそのお花が驚くほど満開に花をつけたのだそうです。


きっとワン🐶ちゃんが咲かせてくれたのでしょうね。


こういうことってあるのですね。


追記

亡くなられたご主人ですが、ずっと肺を患っておられました。退院してこられてから1ヶ月後くらいの出来事でした。

どうしても自宅が良い、病院は嫌だとおっしゃってたそうです。80代のご夫婦2人暮らしでした。