だいぶ空いたのでタイトルのみ。
11「魔笛」
12「Genius Party」
13「恋するマドリ」
14「トランスフォーマー」
15「ゴースト・ハウス」
16「遠くの空へ消えた」
17「壁男」
18「キサラギ」
19「アヒルと鴨のコインロッカー」
20「ヒートアイランド」

「キサラギ」に尽きる。前半の冗長さは何とかならないのか、とか、如月ミキの扱いとか不満を言い始めるとキリがないのだが、ともかく一幕もののサスペンス+コメディ要素ものとしては最近のなかで出色かな。
「恋するマドリ」は…なんか焦点がボケまくった映画だったな。新垣結衣は歌歌うのやめたほうがいいんじゃないの。つじあやのっていう人選もなんだかベタ過ぎて逆にひいてしまう。
(~3/25までに)観た映画

6「夕凪の街 桜の国」佐々部清監督/田中麗奈、麻生久美子、吉沢悠ほか
7「バブルへGO! タイムマシンはドラム式」監督/阿部寛、広末涼子、薬師丸ひろ子ほか
8「ストリングス 愛と絆の旅路」庵野秀明日本版監督/声の出演:草なぎ剛、中谷美紀、優香ほか
9「ルネッサンス」クリスチャン・ヴォルクマン監督・原案/声の出演:ダニエル・クレイグ、キャサリーン・マコーマック、ジョナサン・プライスほか
10「プレステージ」クリストファー・ノーラン監督・脚本/クリスチャン・ベール、ヒュー・ジャックマン、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソンほか

6は好ましい。田中麗奈の演技は予想の範疇だけど、麻生久美子のパートが素晴らしい。吉沢悠は完全復活かな。さすがに演技力は素晴らしかった。7はこれしかいない、という絶妙のキャスティング。細部にこだわる美術はさすが。もちろん、ホイチョイだけあって特になにも残らない展開はさらにさすが。終わってみれば広末涼子の凄さばかりが印象に残っている。8、9、10は仕事がらみの試写。ドールムービー、ノワール・アニメーション、ハリウッド映画とばらばらながら、どれも良かった。10が予想以上に良かったかな。もっと原作の良さを活かしきれない出来上がりを想像していたが、絶妙のバランスで原作の良いところをかいつまんでハリウッド大作に仕立てた脚本、監督はお見事。ニコラ・テスラを演じたデイヴィッド・ボウイが鮮烈過ぎてもう。ベルリン三部作をわけもなく聴き続けてしまうくらいだ(苦笑)。
1月から3月まで観た映画
①「蟲師」大友克洋監督/オダギリジョー、江角マキコ、蒼井優
②「口裂け女」白石晃士監督/佐藤江梨子、加藤晴彦、水野美紀
③「素粒子」オスカー・レーラー監督/モーリッツ・ブライプトロイ、フランカ・ポテンテ
④「大帝の剣」堤幸彦監督/阿部寛、長谷川京子、宮藤官九郎
⑤「きみにしか聞こえない」萩島達也監督/成海璃子、小出恵介
⑥「悪夢探偵」塚本晋也監督/松田龍平/hitomi/安藤政信

やはり①か。蒼井優の美しさは悶絶もの。それを抜いても作品的にすばらしかった。
今年は本数は減るだろうけど、洋画も邦画も分け隔てなく観ていきたいと思う今日この頃。
あとは⑤。成海璃子はこれから積極的に追っていこうかな、と思う。この世代はまだ夏帆くらいしか注目している人間はいないが、夏帆がどちらかというとテレビドラマとかCM中心の展開なのかな? それに対して映画展開の成海璃子、ちょっと愉しみ。どっちも可愛いし。⑥。作品としてはすばらしい。でもやっぱりホラーは苦手だ。
三島由紀夫賞受賞後第一作にして、芥川賞候補作。伊藤たかみと比べて、個人的にはこちらの方が好み。ある共通する思想を持った建築科教授と、彼が想いを寄せる女性の婚約者である青年。その思想的軋轢から生じるスリリングな心理ゲームが読みどころか。建築は門外漢だが、登場するメタボリズムは興味深い。この思想に属する建築物を一度見てみたいと思った。
3冊3カ月連続刊行中の2冊を誘惑に負けて購入。天賦の才を持ちながら陸上に一生懸命になれない連と、Jリーガーにもなろうかという才能を持った兄の所為で、失意の中サッカーを捨てて陸上に転向した新二。この二人とそれをとりまく周囲の人たちが織り成す青春小説。両親に愛される兄に襲い掛かる悲劇、それが原因で主人公が陥る落とし穴。第3巻も待ち遠しい。

吹奏楽、そしてそこから派生するジャズやポップスを横軸に編まれる青春小説。縦軸が揺るがないから、安心して読める。吹奏楽編成で「Three views of a Secret」はちょっとどうだろう。

…(想像中)ん?案外いいかもしれない。チューバとかがうまく絡めば面白いかもしれないね。でもメンバー全員にジャズの素養がないと厳しいか。