先祖のお墓にたまたま行ったときに1人の年配の女性に出会いました。
その女性は月に2回お墓に来て掃除してお花や水を供えてタオルを濡らして墓石を拭いている
こんな姿を見たのは初めてじゃないだろうか。。
話には聞くけども存在した。
墓石というのは人の形をしているので先祖様の体を拭くようにするのだけども上から水をバシャ〜っとかける人は見たことがある。
でもその女性は丁寧に手慣れた様子でそれをしていた。
ペットボトルなどもあり
「家から持ってきた水をここへお供えする」とのこと。
確かにお墓によってはカップを置いてあるところもあるし、大関ワンカップを置いてあるところも昔はみた。
水もわざわざ家から持ってくるんだ。。。すごいな。
話を聞いてみたら30年ほど前にこちらに来たお嫁さんでおじいちゃんに言われたそうなんです。それをひたすらずっと守ってやっているそうです。
そこで思ったことは
「言われたからやっている」のと「やりたいからやっている」のポイント
言われたからやるというのも教育なのですが
やりたくてやっているわけではなく、また一度やり始めてしまったらやめられなくなってしまうというポイントもある。それは自分が「言われたことを守れなかった、最低な人間だ」と思ってしまうからではないだろうか。。やめたくてもやめられない。。
その女性が月に2回来ているのでお墓はとても綺麗に保たれています。
ここの近所でもそのような方はいなく本当に珍しいくらいです。その女性は60代くらいの方ですがそれ以上のもっと日本のしきたりを経験している人たちがやらなくなっているのですからとても驚きです。
その女性が話すようにお墓を掃除している理由は
「おじいちゃんに言われたから」
おじいちゃんにしてみたらどうしてその女性なのでしょうか?
息子さんじゃダメなのでしょうか?
目的は何なのでしょうか?
お掃除をする理由はお墓を綺麗にキープしておくため
ご先祖様が喜ぶためかもしれませんが実際には石をタオルで拭いているだけでありご先祖様には関係はない。でも蜘蛛の巣だらけの墓もあれば1年に1回も来ない墓もあります。
本人はやりたくないと思っていてもある程度の強制は必要なのか。。
きっとこの女性のように多くのお嫁にこられた方はそこの家のルールに従って生きてきたと思いますが現状を見たらそれを忠実に従っているのはその女性くらいなのかもしれません。
祖父母はお墓を毎月のように訪れていていたことが残された日記などからわかりますが近所の高齢者を見てもそのような方はもうほぼいない。。
どうしていかなくなったのか。。。
そこの親が生きていた時には綺麗にしていたけども亡くなってからはやらなくなったのか。
やりたくないからやらないのか。
それならばお墓とは何のためなのか。。
昭和20〜30年代の人たちがお墓を綺麗にしなくなった
親の掃除する姿などを子供の頃から見ている人たちなのに
でもポイントはその先祖代々からの家に住むか住まないかにもあると思う。
でも「大切なのはお墓を綺麗にすること」であり
「言われたからやることではない」と思います。
本人が綺麗にしたいからやるという気持ちにさせる方法が一番であり
自分で行動して考えて人に押し付けない
やているだけで楽しい!っとなればお墓は綺麗になっていくのでしょうが
結果を見ていると残念ながらその真逆に働いてしまっているようで
結果お墓は綺麗に保たれない。。やりたくなからやらない。。になっている。。
年に2回ほどあるコミュニティーの墓掃除なども
誰も喜んで掃除をしているような人はいない
それは日本の勉強教育とすごく似ていると思うし
時代にあったやり方が本当に必要になっているのだと思います。
それでは今日も良い1日を!