師範=伊藤みろの写心道:平和のために万人とつながる撮影ワークショップラリー -3ページ目

5月13・14日の撮影会のご案内:世界を癒す、東洋発のアダムとイブ(東京・世田谷)

 

「平和のために万人とつながる撮影ワークショップラリー」のパイロットプロジェクトとして、4月2日と4月9日、撮影会を開催しました。

次のワークショップは5月13日と14日を予定しています。

 

本撮影ワークショップは、現在世界巡回中の写真展「光と希望のみち」の映像作品版を作る賛同者を集う目的で始まりました。平和な心と癒しをテーマに、一流アーティストや文化人、文化財、アート作品などの稀有な被写体との撮影セッションを、国内外で展開するプロジェクトです。なお「光と希望のみち:東大寺国宝写真展」は国際交流基金トロント日本文化センターで6月28日まで開催中です。

 

開催場所は、私が東京で一番好きな聖地「世田谷観音」(東京都)です。世田谷観音は知る人ぞ知る桜の名所。咲き始めたばかりの桜の芳香に包まれつつ、踊り手で俳優の山縣美礼さんに踊っていただきました。その魂の踊りに同調しつつ、踊り手と撮り手が一体となって、癒しのエネルギーで境内を満たしていきました。

 

前日までの雨で、ひときわ輝きに満ちた桜が生命力を発散させ、鳥たちも木々に集まり、美礼さんの踊りが頂点に達したとき、9日に演舞を予定していた春双さんが飛び入り参加。春双さんは、技術面で世界一といわれるキューバ国立バレエ劇場をはじめ、チェコ国立バレエでもソリストを演じた一流の舞踊家。男性バレリーナとして、大切なことは「女性をいかに素晴らしく引き立てる影になること」だそうですが、男女の陰陽のドラマが桜を前に演じられると、時間が止まり、撮影会はいつの間にか、二人の魂の舞の競演の場となりました。

 

男女の愛は、まさに人類の根幹であることに改めて気づかせてくれ、いつしか時空や人種の違いを超え、根源的な愛の形に触れた思いがしました。日本の国づくりのカミ、イザナギとイザナミならぬ、「東洋版アダムとイブ」が生まれた瞬間でした。

 

【再演版を世界へ発信】

 

二人の演舞があまりにも素晴らしかったため、この「アダムとイブ」を、5月13日と14日に再演していただきます。アダムとイブといえば、私が好きなデューラーやクラナッハなどの北方ルネッサンス絵画の巨匠たちが描いたイメージが有名ですが、お二人には、人種を超えた普遍的な男女の愛の物語を発信していただきたいと考えています。

 

「世界を癒す、東洋のアダム&イブ」の再演のスケジュールは以下のとおりです。両日のセッションは、海外でのワークショップ展開に先駆ける試みとなりますので、全国の皆様もぜひおご参加くださいませ。

 

2017年5月13日・14日(土日)「世界を癒す、東洋発の”アダム&イブ”」春双(舞踊家)& 山縣美礼(踊り手・俳優)

 

場所:世田谷観音寺

午前の部:9時から12時

 午後の部:1時30分から4時30分

 定員:各5名(午前・午後とも)

参加費:各3万円(税込み) 

参加資格:アマチュアおよびハイアマチュア

用意するもの:カメラおよびグリップオンタイプのストロボ

(※雨天時は、世田谷観音本堂内での仏像撮影)

 

※お申し込みは「メディアアートリーグ」までE-mailでお願いします。(アドレス:medialnyc@ybb.ne.jp/ お名前・ご住所・電話番号・E-mailアドレス・参加予定日と午前・午後のご希望をご記入の上、お申し込みください)

 

※撮影後は、撮影参加者と一緒に、懇親会(6時から9時、場所は未定、実費参加)を予定。当撮影ワークショップラリーでは、賛同アーティストや魂の同志によるコミュニティづくりを願っています。

 

【ショートプロフィール】

 

⭐️師範:伊藤みろ 世界の写真文化の第一線で活動するフォトアーティスト。世界遺産や国宝撮影をはじめ、世界的なセレブリティの肖像やアーティスト、舞踏家や能楽師等のコラボレーションを手がけ、米独日で一貫して「聖なる美」と「聖なる力」を追求

http://mediaartleague.org

 

⭐️舞踊家:春双 チェコやキューバの国立バレエ劇場で、ソリストとしての実績を誇る国際派のダンサー。武術と融合させた独自の境地を展開

 

⭐️踊り手・俳優:山縣美礼 舞踏をベースに、舞台作品を国内外で上演。声優としてはNHKのラジオ・テレビ番組に数多く出演中

http://myamagata.wixsite.com/mirei

  

⭐️世田谷観音公式サイト:http://www.setagayakannon.com

 

⭐️伊藤みろ著書(写真教本)『極意で学ぶ写真ごころ』(フィルムアート社)および『フォトグラファーズバイブル』(誠文堂新光社)

 

⭐️映像作品「光と希望のみち」プロジェクトは、延べ260万人の人々が造立に参加して完成に至った奈良の大仏さまの例に倣い、撮影会に参加される多くの方々と一緒に、作品づくりを行っていくプロジェクトです(※2017年3月23日のブログ参照)

 

⭐️世界巡回展「光と希望のみち」は現在、国際交流基金トロント日本文化センターで開催中(6月28日まで。詳細は以下参照)

http://jftor.org/event/national-treasures-of-todai-ji-temple/2017-03-15/

 

⭐️Facebook でのご案内ページ https://www.facebook.com/平和のために万人とつながる撮影ワークショップラリー-406867186342143/

(※このページのタイトル写真は、世田谷観音での4月2日のパイロット版”アダム&イブ”:春双+山縣美礼)

 

Photo and text by Miro Ito + Media Art League. All Rights Reserved.