天獄ストラグル_五右衛門_Happy&Bad
天獄ストラグルの感想とネタバレです。どうぞ回れ右をお願いいたします。篁と閻魔大王の回想より__彼女の罪はひどく愚かで、だからこそ美しい。『石川五右衛門』が処刑された日の夜、彼女は閻魔堂の前で命を終えた。愛した男よりも・・・更に惨たらしく。彼女の記憶を全て封印し無垢なる魂に戻したはずなのに・・・彼女は無間地獄の果てへまで逢いに行こうとした。自分が誰かさえ分からないのに、その男の名さえ覚えていないはずなのに。五右衛門が沈丁花の入った花かごを持ってきた。凜は、『沈丁花の君』はこの浅草の何処かにいると閻魔大王から教えてもらったと言う。すると五右衛門は『おっさん殺す』『自分の楽しみのためにこじれさせてるな?いつか絶対にぶん殴る』と言いだす。凜が訳が分からず戸惑っていると「『沈丁花の君』はあんただよ!いい加減気付け!」五右衛門は、こんな風に明かすつもりはなかった・・・余りにも、鈍いから、という。「あんたは、俺が生前からずっと愛してる女だよ」___その瞬間。目の前が真っ白になって沈丁花の花が降ってきた___凜は1時間ほど気を失っていた。五右衛門がベッドまで運び、見守っていてくれていた。「やっぱり・・・ーーーーーーあんたは『何か』あるんだな」生前のことを思い出そうとすると、意識不明になるとのではと五右衛門は言う。「俺はずっと気になっていた」「あんたは地獄にいるような女じゃない。絶対に何か理由があるに違いないと」「俺のことを忘れているなら、忘れたままでいい。ただ・・・・・」「俺の気持ちだけは、知っておいてくれ」「もしかしたら私、ここを離れるかも知れない」「遠い寺へ、奉公にでる話があるの。父と母は・・・ずっと噂を気にしているから」「そうなったらもう、貴方に団子を焼いてあげられない」「私を・・・・・・ーーーーー連れて逃げてくれない?」「・・・本気か?」「・・・冗談よ」「有難う、大五郎さん。私・・・この沈丁花の香り、ずっと忘れない」「___もうすぐ花の季節は終わるわ」「なら簪を作らせよう。そうすればずっと枯れずにこの髪を彩る」「・・・そんなこと言われたら、信じてしまうからやめて」「信じろ、俺は約束を違えたことのない男だ。どんな姫様も持っていないような美しい簪を贈るよ」「大五郎さん、もう近づかないで」「あなたのような男の女房にはなれないわ」「やっと・・・口づけられた」「愛したい、触れたい」「欲しかった、ずっと」「愛してると告げたかった」「・・・言って」「なら・・・私を愛してると言って」「貴方がどれだけ私を愛しているのか、分からせて」雲ノ居寺が火事になる火をつけたのは親友のお七。神榁=庄之助が火をつけたら口づけしてくれると唆したのだ。現場に駆け付けた五右衛門と凜だが、五右衛門が冤罪で捕らえられてしまう。広場にて処刑の時__神榁は五右衛門は下衆な盗人だといい、みんなで『悪』を『処分』しようと呼びかける。神榁の力によって痛めつけられる五右衛門。しかし、絲ノ比丘尼によって神榁は殺されてしまう。絲ノ比丘尼は五右衛門と神榁を供物に捧げようとしていた。凜は五右衛門を助けようとするが、朝衛門に足を斬られてしまって痛みでなかなかたどり着くことができない。みんなの力を借りて、なんとか近づくと絲ノ比丘尼が話し始めた。「私は存じております」「ご息女がいかにして死を迎えたか」すると五右衛門の兄の四鹿が現われた。「俺が貴女を殺しました」五右衛門の根城の情報を秀吉に売ったと言う。そのせいで五右衛門は見つかってしまい、仲間を人質に取られてしまい、処刑されたのだ。そして、凜を___凜は『大五郎』が『五右衛門』だと言うことに気が付いていた。四鹿は、処刑場から逃げ出した凜を追いかけてレイプし、殺したと言う。四鹿は、里を抜けてみんなを裏切った五右衛門が悪いのだと言う。「つまり、この女が非道い目にあったのはお前のせいなんだよ」四鹿は更に五右衛門に攻撃し続けた。「お前が見ている前で、あの時みたいにもう一度この女を犯してやろうか」凜も鞭で攻撃するが、全く歯が立たない。四鹿の煩悩による攻撃で、凜はもう体の感覚がなくなっていた__happyその時、凜は過去のことを思い出していた。凜は、大五郎が『石川五右衛門』だと言うことに気が付いていた。彼に自由に生きていて欲しかった凜は、枷になってしまうと思い別れを_嘘をついたのだ。__『お前のような女を女房には出来ないよ』という言葉が苦しかったのは、ずっと、五右衛門を傷つけたことが哀しかったから__五右衛門と凜はみんなの力=エネルギーを貰い、再び四鹿と対峙する。戦いのさなか、四鹿は凜の目を奪ったのも自分だと言う。凜は五右衛門が盗みに入るところを見てしまっていたのだ。だから、四鹿は五右衛門のために凜を襲ったと言う。「つまり五右衛門が非道い目に遭ったのはぜーんぶぜーんぶお前のせいなんだよ」「やめてくれ___そんなことどうでもいいんだ、惚れた女のために死ねたら本望だろ」そして、戦いの末に四鹿を破った。「残るはあんただ、絲ノさん」「刀を引きなさい、惣兵衛」「私たちは敗れたのです」そして五右衛門は煩悩で絲ノ比丘尼の煩悩を取り出した___凜は全ての過去を思いだした。このまま笑って暮らせるのか___どうすれば良いのかわからない。地獄に帰る凜を五右衛門が追いかけてきた。「どんな釈明もできない。俺のせいであんたは死んだ」「だが・・・・深く傷ついているであろうあんたを、独りにすることも出来ない」「そんな今にも消えそうな顔をしているあんたを、とても・・・・放ってはおけない」「俺自身を殺れるものならば、殺りたい。あんたをそんな目に遭わせた俺を」「だが・・・・・あんたを残して消えたら、他の男に奪われる。そんなのは絶対に嫌だ」「私の目がまだ見えていた頃___真ん丸いお月様の夜、貴方は軽々と塀の上を跳んで行った」「あの夜も沈丁花の香りがしていた」「___家のことを思えば嫁ぐしかなかった。だから・・・『好いた男はいないのか』と問われた時、『いない』と嘘をついた」「そして・・・私は盲いた__きっと・・・罰があたったの」「愛してる」「永くかかったけど・・・やっと愛してると言えた」閻魔様、どうか私の願いを叶えて下さい。いつかこの目がもう一度あの人を映しますようにいつかこの唇であの人に愛していると言えますようにもし、この世で叶わないのなら・・・・・ーーーーーー次の世でbad凜と五右衛門は四鹿によって消し去られようとしていた。「娘よ、約束したね。捕縛した暁には魂留保証書を授けると」「娘よ、お前は精一杯やった。お前なりにその男を愛し、人間を守ろうとした」「パパは浄玻璃鏡からずっとみていたよ。だからね、最後に贈り物をしよう」「お前と五右衛門をパパの権限で強制的に『無瞑』とする」「次に逢う時まで、健やかに幸せに暮らせ」「そして・・・その時にまたパパの娘になってくれたら嬉しいな」EX20年後皆、今日はそわそわして何となく落ち着かない。そして___菊之助が懐かしい匂いがすると言う___「あの、失礼ですけど俺達・・・何処かで逢いませんでした?すっごくその顔に見覚えがあって」「今日は浅草特区に初めて来たはずなのに、どこもかしこも懐かしい気がしていて・・・でもあんたが・・・一番・・・懐かしい」「私・・・確かに貴方を知っています」___「夢だよな?これ・・・幻覚だよな?」「冗談だろ?こんなことが・・・起こるなんて・・・っ!」「五右衛門!お嬢!おかえり!!」____-------------------------------------五右衛門ルートは真相ストーリーというよりは、凜の物語でした。まあ、五右衛門なくして凜は語れず・・・その逆も然りということでしょうか。もうね、ずっと泣きながらゲームしてたよwwそしてそして___八代拓さん。ちょっと低めの甘い、あまーーーーーいCVでした♡・・・まあ、鷲掴みされてますよねwなんなら、もうずーーーーーーっと掴まれてるんですがwもし獄ストの続きが出るなら・・・またこの5人に会えるなら・・・この拓ちゃんに会えるのなら。続編を期待してます♡長々とお付き合い有難うございました☆