川の字で想う夜川の字で想う夜窓から吹き抜ける四月の涼しい夜風雨が上がった後のせいか少し湿っていて気持ちがいい壁に走り映る車の光をぼうっと見つめながら右手で愛犬のふわふわなお腹を撫で左手で息子の柔らかな髪を指で梳くまるでこの世界には私たちしかいないみたいだ寂しいという感覚はないただただ尊い時間だけが流れてゆく寝返りの度に感じる今は小さい息子の重み穏やかな寝息を聞きながら今日という日を思い返す明日はどんな風が吹くだろう