そういえば、、、


何もかもRにかかりっきりでKの事はほったらかし状態でした。




実はKは、、、Rが常に側にいることによって堂々としているところがありました。




例えば、


友達に何かお願いをしたい時、自分から言うのが恥ずかしくてRに言わせたり、駅の改札で行き方や乗る電車を聞きに行かせたり、友達になりたい人がいるんだけど恥ずかしいので2人で話しかけたりとまぁ〜とにかく小心者なのです。


そのくせRがいじめられているの見ると黙っていられなくなり、小心者の姿は消え、怒りモード全開で相手を攻撃するのです。


なので、、、周りの目からはあいつを怒らせるとヤバい奴って思われている感じです。


Rは誰とでも仲良く出来て、みんなが嫌がっているような子でも偏見なく仲良くしたり、躊躇なく声をかけたり、いじめられたり悪口を言われたりすると悲しくはなりますが、Kがいるから別にいいしって考えるアッケラカンなタイプです。




想像してみて下さい。




お腹の中から中学3年生まで、ひと時も離れたことがなかったのです。常に常に一緒だったのです。


口では別々がいい!とかマジで嫌い!とか言って肩に触れれば喧嘩している2人ですが、悪い事をする時やゲームしたりする時は気持ちが悪いほどべったりしてます。


母親の私ですら理解できないことがいっぱいありすぎてよくわかりません。



この高校生活がスタートとして初めてお互いが独り立ちして最初に困るのは紛れもなくKだったのです。



そうです。

声をかけられないのです。

相当な勇気がいるのです。



一貫校とはいえ、クラスには中学上がりはKを含め2人しかいませんでした。まぁー他のクラスはもっといるんですがね。


Kは新しい友達いっぱい作るんだ!って意気込んでいました。そしてとてもルンルンでした。



しかし、、、



1週間たったぐらいからだんだん様子が暗〜くなりはじめたのです。




つづく、、、