「猿田彦」…というと、直近では
こんな出来事があった事を思い出す。

時は2020年6月5日。

この日は彼と“初めての遠出”という事で
栃木県を訪れた日だった。

その目的は…

栃木県在住の彼の素敵な
御友人御夫妻に逢いに行く事と

家の敷地内に設置を計画している
「ゲル」というモンゴル式移動住居を

見に行く事だった。

↑こちらがモンゴル式移動型住居「ゲル」


外観より思いの外広い室内。


このモンゴル式ゲルの施設は
栃木県那須塩原市にあり

敷地内には温泉も沸いていて宿泊も可能。

今回、初めての旅行の案が出た時も
当初は、私のリクエストで

ガン治療で有名な湯治場
山梨県の増富ラジウム温泉に行こうと

計画していたが、そんな頃
栃木県在住の素敵なお客様が

私の石を御注文下さり

自然豊かな栃木県の素敵なお写真を
ご自身のサイトにあげられていたのを拝見した事と

続いて栃木県のまた別のお客様から注文が
入るなどの事が続き

急遽、栃木県に行き先を変更した
という流れであった。




こんな風に、どちらかというと
“思い付き”に近い

「ふと、なんとなく」の感覚や
シンクロ現象の傾向を優先して

日常の選択、行動をしてみると
その後“面白い展開が待っている…!”

という事は過去にも何度も
経験をしていた事であった。

また、この時のようにまだ夢や計画の
「早期の段階」であっても

現場を実際に訪れて、実物を見たり
臨場感を持って先取り体験をしておくと

「引き寄せ」と言われる「具現化」や
「物質化」が一段と早まるのも

今までの経験から
「確かに、それはある」と言える。

山から出て、バスの車窓から見える
四角ばかりの巨大なコンクリートの

塊ばかりを見続けていたら
視覚が一瞬、混乱した。

乱立する建造物の圧迫感に
間もなく息が詰まり

私達は出発早々、疲弊してしまった…。

少なからず、二人ともある時期までは
東京のど真ん中でその利便性や愉しさ

刺激を存分に享受しながら
暮らしていたというのに。

不思議だ。

人は様々な経験の末
こんなにも変わってしまうのだろうか…。

乗り換え地点である浅草駅に着くと
早速、私達を受難が待ち受けていた。

「ねぇ、どの切符を買えばいいの?」
「うーん…難しいねぇ…」

普通に考えたら、日本語をはじめ
何らかの文字を読むことが出来れば

決して、難しい事など無いのだが
彼も私も共に

“そうしたこと”がとりわけ苦手であった。

栃木県の目的地迄は「東武東上線」という
電車に乗って行くようで

その事については事前に調べていたが
切符を買い方がよく分からない。

何せ、彼はずっと「お殿様生活」で来てしまっていたし
電車など、全然乗らない生活をしていた人。

私も私で、誰か周りにいる時はいつも
手配等は、色々とやってくれるので

人任せであり、さらには近頃では
認知パターンが変わったのか

あるいは、単に年のせいなのか
こうした事が一段と苦手になってしまっていた…。

暫し、切符売場で案内板を見上げ
二人、立ち尽くす。

何かと便利な交通系ICカードの
「パスモ」というカードがある。

彼は、以前のご家族の御子息さんから頂いた
この「パスモ」というアイテムが面白いらしく

このカードで電車に乗れるだけでなく
対応のお店では色々な物が買えるということも

最近になって知ったそう。

「これはスゴいね!」「面白いね!」
と、一途に感動をしていた。

(この方…どこまで
浮世離れしてしまっているのだろうか…)

かく言う私も全く持って人の事は言えないが

「東京っぺ」

かつては東京の真ん中でド派手に暮らしていたのに

すっかり“おのぼりさん”のように
なってしまっている状態を

彼は自嘲気味にそんな言葉で表現をしている。

大分時間が掛かってしまったが
なんとか、切符を買う事が出来

“想定外の事態への対策”として
早めにホームに向かった。

こうしたリスク回避の行動や分析
計画は、彼の得意分野である。

私という人間を動かすソフトには
残念ながら、この機能はインストールされていない。


時刻になり電車に乗り込むと
早々に、浅草の商店街で買ってきた

お弁当を開きお昼ご飯にした。


お魚屋さんが提供するアジフライとサバの
塩焼き弁当と海鮮丼弁当。

(なんだか新鮮な体験だわ…!)

彼と出逢ってから約1年半。

一般に、恋人同士が出逢ってから辿るであろう
普通の“デート”という行程を見事にすっ飛ばし

間もなく、山での陰遁生活と
生活修行が始まったので

今回のような改めてのお出掛けは
二人にとって初めての事であり、新鮮であった 。

(こうしたパターンも今世一度きりの
地球生活での体験として、面白いわね…!)

何でも目の前にある事を愉しむ。

これ、“しあわせの秘訣”だと実感。

私のアジフライと焼きサバと
彼のお弁当のお刺身を交換しながら

他愛のないお話をしていたら

電車が発車する前にすっかり
お弁当を食べ終えてしまっていた…ガーン

それにしても…

毎回、お弁当を食べる毎に

もののわずか数分で
こんなにも“複数のゴミ”

出てしまう市販のお弁当というものに
どこか「罪悪感」というものを

抱いてしまってならない。

その為、普段は、極力お出掛けの際には
お弁当を持っていくようにしていた。


人間の「享楽」や「利便性」の為に
世界各地で“こうした行為”が当たり前に

毎日行われているのでありますから

地球はあっという間にゴミだらけになり
環境破壊や汚染が進むのは当然の事であろう…。


複雑な思いを胸にお弁当のゴミを袋にしまい

窓の外の流れ行く景色を眺めながら
彼と色々な事を話した。

【議題】

①都市部におけるこの街の作り方は
明らかに“密集して作り過ぎ”であり

街作り全体のデザインセンスもどうか…?
と言う事について。

②この過剰で過密な過ぎる都市の作り方では
“有事の時”には、さぞ

大変な事になってしまうであろう…
という事について、等。

特に②の件については素人の私でも
直ぐにそれは想定が出来た。


初日の滞在地、鬼怒川温泉に着いた。


「鬼」が「怒」る「川」の温泉。

どんな歴史があってこの名前がつけられたというのか…

改めて、インパクトのある名称だと思った。


彼の御友人が事前に手配をして下さっていた
宿へと向かい、チェックインをする。

初日、夜。

宿の食事を終え、温泉に入った後
私のススメで最近になり

新作が完成し、一段と面白くなった
オタク友人「伊藤誌哉氏」作の

「マトリックスアート」
遊ぶことを彼に提案した。


「ねぇねぇ、これ見て~!」
「面白いよ~!」

高揚する私とは相反し、取り立てて彼は
“私が愉しいと感じるこの遊び”に

関心がなさそうであるが
基本的に、寛大で優しい性格の彼は

「どれどれ、じゃぁ見てみようか」

そう言って、私が言う通りに
この図柄を眺めてくれた。

この、オタク友人「伊藤誌哉氏」が生み出した
「マトリックスアート」という作品は

いずれも自然界の黄金比である

フィボナッチ数列
リュカ数列

そして、最新作では
ヴァドヴァン数列という

さらにマニアックな数列を色に置き換え
作られている。

さらに、この図柄は
普通に眺めて見ても良いが

一秒間に一兆回以上の振動周波数である
テラヘルツ量子波ライトを照射しながら見たり

「マジカルアイ」のように
焦点をずらして眺めると

また違った世界が現れてきて
奥行きや立体が出たり

色彩パターンが変化する等が起こり
とても面白いのだ…!



「オタクって素晴らしいわ…!」

「オタクの気質を持って生まれてきて
本当に良かったわよね!」

製作者の伊藤誌哉氏に
何度その微妙なコメントを伝えたことか…。

こちらは伊藤くんの第一弾 旧作品↓

その後、愛の時間を過ごしたら
いつしか夢の世界へと誘われていたようだった。


2日目。

この日は彼の提案で、栃木県のとある神社へ。

その前に、彼の友人の仲良し御夫妻が
川沿いにある美味しい老舗の

川魚料理のお店へと案内をして下さり
そのお店で朝食をとった。


鮎の塩焼き、鮎のフライ、ドジョウの天ぷら
普段はあまり食する機会がない

珍しい川魚料理。

彼も気の置けない友人との再会に
とても嬉しそうな様子で

その姿を眺め、私も嬉しくなった。

「次に行く場所はね、今から10年位前に
新たな人生が始まる起点となった場所なんだ」

「この場所から
“天狗さん”の流れが始まってね…」

「それから、行く先々で“天狗さんが待っている”
という事が、暫くの間、続いたんだ」

そんな所縁がある場所とのこと。


その場所は一体どこか?

それが
栃木県鹿沼市にある「古峯神社」

御祭神
ヤマトタケルノミコト

社殿に上がるとそこには
早速、天狗さんがお出迎え。



左がカラス天狗で右が一般的な天狗。

彼は「第二の人生の始まり」となったこの場所に
このタイミングにおいて
再びやって来る事になったようだが

これまでの人生の軌跡を振り返り
時に、艱難辛苦も味わった

ドラマチックなこの三次元世界での体験に
思いを馳せているのだろうか…

天狗を見つめる彼の背中を
私はそっと見つめた。

「さぁ、行こう!」


美しく整備された日本庭園を歩く。

何かとスローペースな私を置いて
どんどん先に一人で歩いていってしまう事も

今ではすっかり、慣れっこになった。


池の畔で鯉と戯れ、茶屋で抹茶を頂いた。

この日は彼の御友人夫妻の御自宅で
お世話になり笑顔の素敵な奥様の

美味しい手料理の数々を堪能させて頂き
早々に眠りについた。

巷では「ストロベリームーン」等と
呼ばれていた満月の夜だった。

3日目。

この地で人気のパン屋さんであり
彼もとても気に入っているというお店で朝食をとる。

その後、車で移動し、那須へ件の
「モンゴル式ゲル」の見学に行った。


彼の御友人御夫妻がいなかったら
このプランでの移動は到底

私達では難しかった事が伺える。

本当に有難い限りです…!


彼は、過去にもこの「モンゴル式ゲル」を
家の敷地内に設置していた事があったそうで

瞑想ルームや集いの場として
使用していたのだそう。

日本ではあまり見かけない
この「ゲル」という遊牧民族の移動式住居は

見た目の印象とは事なり
夏は涼しく、冬は暖かく

中はまるで曼荼羅のようになっていて
造形も美しく、室内では囲炉裏を設け

煮炊きも出来、非常に快適なのだとか。


「私…円形の空間の中で過ごしたいの!」

「そして、一人で籠れる
瞑想空間が欲しい…!」

そんな一寸変わったリクエストを
出逢いの当初から、私は彼に伝えていた。


彼は私の一寸変わった嗜好や発想に
今では随分と慣れてくれたようだが

出逢いの当初は、私の事を理解するに至るまで
には
色々と悩み、苦しんだそう。

「こんな人、今まで見たことない…!」

それが、お互い「すれ違い」が起きる時の
双方の「本音の心情」であった。

この一年半、陰陽真逆の性質を持つ二人の
「擦り合わせ作業」には、大分、苦戦をしたね…。

(トホホ…)

話は戻り、現在、山の家では

この「モンゴル式ゲル」を設置する為の
デッキだけは完成している状態である。


このデッキは、私が彼との壮絶バトルの末
暫し「家出」という逃走を続けている間に(笑)

彼がせっせと一人で組み立ててしまったとのこと。

お金を払えば何だって実現は不可能ではない
現代でありますが

様々な物を自分で作り出し
また、そうした事を容易く出来る男性って…

なんて頼もしくて、素敵なのでしょう…!


こちらも彼が一人で設置してくれた
敷地内の設備の一つ。

瞑想用ピラミッドテントほっこりアセアセ


以前、縁あって、プレアデスの叡智
原初のエネルギー「亜原子粒子」注入の

なるものを受けてから

「こういうの、家にも作っても欲しい!」

と、またもやおかしなリクエストをして
彼が作ってくれたものであるほっこり

↑こちらは、彼のご縁の方の大型常設テント。

有事に備え、その方とご家族を守るべく
敷地を提供している。


「モンゴル式ゲル」を見学し終え
続いて彼オススメの温泉へ。

栃木県というのは、今まで知らなかったが
泉質の良い温泉が各地に

豊富に涌き出ている土地なのだそう…!


新緑と風を感じ、山道を颯爽と走り抜ける。


眼下に広がる平野を眺め
暫しのドライブ。

那須という場所がこんなにも
自然豊かな素晴らしい環境の土地であったなんて…‼️

(日本のこの素晴らしい自然が
後世まで、保たれていきますように…)

心からそう願う。

おや?

ツン、と鼻を突く強酸性
硫黄温泉特有の香りが辺り一面に充満した。

香りに誘われ
以前、訪れた秋田県の玉川温泉を思い出す。

硫黄臭漂う温泉街を抜けるとそこには…



またしても「天狗さん」
所縁のある山奥の秘湯温泉が待っていたのだった…。


つづく…




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